店主の独り言

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2015.11.11
『日本酒を難しくしているのは何だ?』 お酒の学校48時間目、日本酒編

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

今日、11月11日は一年で一番記念日が多い日なんだそうです。数字の1は真っ直ぐでその形を生かしたものがたくさんあるからです。『ポッキー』『プリッツ』等。それから『介護の日』なんてのもあるのだそうです。私の所では今年初めての新酒が入荷した記念すべき日となりました!今シーズンの先陣を切って届いたのは、先日お邪魔した山形県の鈴木酒造さんの『磐城壽・しぼりたて』です。山形県産の酒造好適米『出羽燦々』を65%まで精米し、少しだけ澱の絡んだうすニゴリタイプの搾りたて生原酒です。

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『しぼりたて、酒造好適米、精米、澱、うすにごり・・・・』日本酒の専門用語がズラズラと登場しましたが、どのような意味なのかさっぱり分からない!という方も多いかと思います。以前のお酒の学校でもお話したことがあるのですが、一度読んだだけでは覚えるのは中々大変ですよね。そこで、これから日本酒の本番を迎えるに当たり、今一度お話ししたいと思います。題して『お酒の学校・新酒シーズン直前・復習講座』です。

一口に日本酒と言っても、大吟醸、純米吟醸、純米酒、本醸造酒、ニゴリ酒、初搾り、ひやおろし、山廃造り、雫どり、等々、様々な表記がされたお酒が溢れていています。何となく分かるような気がしていても、改めて『純米吟醸酒って何?吟醸酒と何が違うの?』と聞かれるとはっきりとは分からない。これらの言葉が、『日本酒は難しい!』と印象付けてしまうのではないでしょうか・・・

では、何故このようにたくさんの用語が日本酒にはあるのでしょうか?
それは、その用語の組み合わせによって、お酒の造り方などを表しているからです。ラベルの表記を見れば、いつ、どんな造り方をして、どんな味のタイプなのか、大まかにですが、推察することができます。用語が分かるようになれば、きっと、日本酒は難しい!なんて、思わなくなるでしょう!ラベルはお酒の『履歴書』なんです。

用語についての詳しい説明は後日改めてするとして、まずは、簡単に用語の分類をご説明いたします。

原材料の違い(本醸造、純米)
原料米の種類(山田錦、美山錦、雄町、八反錦、出羽燦々、等)
お米の精米歩合%の違い(大吟醸、純米大吟醸、吟醸、純米吟醸、本醸造、純米)
お酒の製造方法(山廃造り、キモト造り、三段仕込み、等)
お酒の加工方法(活性にごり、雫どり、荒走り、生詰め酒、生貯造酒、等)
季節を表す言葉(新酒、初搾り、夏酒、ひやおろし、等)

一般的なお酒は、上記の言葉を組み合わせて、ラベルに表記されています。

こんなに様々な言葉あるなんて、今さらながらにびっくりぽんです。また、こんなに多くの言葉を覚えなくてはいけないなんて気が遠くなるようです。しかし、これからの話を読んでいただければ、そんな心配も吹き飛んでしまうのでご安心ください。

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