皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

杉花粉の飛散が急に多くなり、毎日天気予報とのにらめっこの日々が始まってしまいました（涙）気分的には憂鬱なこの時期、日本酒の世界では最高潮の時を迎えようとしています！以前のブログの中で、日本酒の新酒の時期には段階があって、その時々で出来上がるお酒の種類やランクが変わってくるとお話ししたかと思いますが、覚えているでしょうか？

丁度これからが、その最終段階ともいえる時期に入ってきて、各蔵元さんの主力銘柄を中心としたお酒が続々と出来上がってきます。我々酒好きにとっては、まさに、これからが多くの種類の美味い酒が楽しめる最も充実した時期となり、その反面、全てを味わうには体力的にも金銭的にも辛い時期となってきます(笑)

また、蔵元では『甑倒し』（こしきだおし）といって、お米を蒸す作業が無くなるので体力的には楽になると言われていますが、蔵の中には搾らないといけないお酒がまだ残っていて、大吟醸や新酒鑑評会に出品するお酒などの事を考えると、まだまだ緊張の連続です。蔵元の春はもうしばらく先になりそうですね。

シーズン最高潮を迎えたこの時期に出てくるお酒にはどのようなものがあるかといいますと、例えば、主力銘柄をベースにした数量限定の特殊なものがあります。お酒を搾る際に圧力をかけないで搾る『雫取り』と言われるものや、完全に濾過しないで瓶に詰めた『おりがらみ』と言われるものなど、前もって蔵元にお願いしておかないとできない物ばかりです。

他にも、蔵元さんの気まぐれから生まれた商品や、試験的に造ってみたものなど、なかなか出会うことの無いお酒が出てくるのも今の時期ならではの楽しみかもしれませんね！このような素晴らしいお酒をご紹介して頂けるのも、日頃のお付き合いの賜物だと思って、お酒好きのお客様に丁寧にご紹介していきたいと思っています。

私自身はお酒を造ることはできませんが、造り手である蔵元様の想いを伝えることはできます。このお酒がどのようにして生まれて来たのかという事を伝えることで、より一層お酒の魅力を感じて美味しく飲んでいただけると思っています。是非、今だけの限定品を飲んで、プライスレスなひと時をお楽しみください。

写真のお酒は、左から

富久心・純米吟醸・無濾過生原酒　720ｍｌ　1800円
夜明け前・生一本・雫取り　720ｍｌ　1650円
岡部・純米吟醸・うすにごり　720ｍｌ　1500円
繁桝・大吟醸・春季限定　720ｍｌ　2000円

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