店主の独り言

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2017.10.10
『万葉集の歌から生まれた究極の晩酌酒!黒牛』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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今日、10月10日は『まぐろの日』です。皆さんご存知でしたか?実は私も初めて知りましたが、どうして10月10日が『まぐろの日』かと言うと、日本最古の和歌集『万葉集』に収められている歌に由来があるのだそうです。奈良時代の歌人・山部赤人が10月10日に聖武天皇のお供をして印南野(現在の兵庫県明石市)を訪れた際、まぐろ漁で活気づいているこの地の様子を歌に詠み、それが後世に残り、日本かつお・まぐろ漁業協同組合が1986年にこの歌にちなんで10月10日をまぐろの日と制定したんだそうです。

万葉集に由来する『まぐろの日』の話が長くなってしまいましたが、日本酒にも『万葉集』因んで名付けられたお酒があるんです。手ごろな価格で最上のものを提供したいと酒造りをされている和歌山県の名手酒造店さんです。

『名手酒造店』さんは和歌山市の南方約10㎞に位置する海南市黒江にあり、室町時代から漆器産地として栄えた職人の街です。かつては奥まった入り江で、万葉集に『黒牛潟』として詠まれた風光明媚の地で、蔵の付近には黒い牛の形をした岩が浜辺にあったといいます。その後、地震による隆起と埋立により黒牛を地名の由来とする黒江の市街地が出来上がりました。

~『黒牛の海紅にほふももしきの 大宮人しあさりすらしも』万葉集巻七 藤原卿~ 
の歌は、蔵元の代表銘柄『黒牛』のラベルにも記載されています。

『黒牛』を語るうえで、外せないのが『黒牛・純米酒』です。日々の晩酌で飲める最高の品質を目指そうという蔵元の想いが詰め込まれた逸品で、60%まで磨いた山田錦をぜいたくに使っています。穏やかな香りと柔らかな旨味を持つこの酒を一言で表現するとしたら『コンデンスミルクをなめた後に口の中に広がる、上品でミルキーな甘み・・・』といったところでしょう!冷で良し、燗で良しの、オールマイティな晩酌酒なんです!

さらに、お酒の味わいを突き詰めた逸品『黒牛・純米吟醸』も、見逃すことのできません。中身の酒質は、すでに純米大吟醸クラスとなっていて、芳醇な果実の香りと力強いコクと旨味があふれ出す味わいは、多くの酒通の方々を魅了しています。真摯に酒造りに向き合い、飲み手の気持ちに寄り添った晩酌酒を目指す姿勢が感じられる味わいです。

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マグロの刺身を肴に、黒牛・純米酒を一献!
『和歌山の黒牛』機会がありましたら、ぜひ、試していただきたい一本です。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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