- 店主の独り言
本格的な夏を前に、とっておきのワインが入荷してきましたよ(^_^)v
2008年産を最後に畑を売却してしまい、今では生産されていないとっても貴重なワイナリーです。
その名も、
シャトー・オー・ミロン2003年
このワイナリーのすごいところは、ポイヤック村の北部に所有していた13ヘクタールの畑にその秘密があります。
ボルドーの中でも第1級に格付けされている、シャトー・ラフィット、シャトー・ムートン・ロートシルト、そしてデュアール・ミロン、と、ラフォン・ロシェ、という超素晴らしい畑に囲まれた最高の立地にこのシャトー・オー・ミロンはありました。
協同組合にボトリングをお願いしているネゴシアンブランドですが、最高のテロワールから表現される、ポイヤックならではのとっても繊細なワインを生み出しています。
メルロー55%、カベルネソーヴィニヨン45%
しかも、今回ご紹介するのは大当たり2003年産!
そしてまさに今、飲み頃に差し掛かってます!また、今後もおいしくて熟成もできる最良年なのです!
さっそく試飲してみました!液体のふちの色はピンクで、中央にいくにつれ深く熟成している色合いをしています。グラスに口を近づけると崇高で威厳のある香りが漂います。カシスやスミレの様な甘い香りが漂います!
また、熟した果実の甘みを感じさせながらも、洗練された口当たりはとっても繊細です!
熟成しているが、重すぎるということもなく、無駄な贅肉のないスレンダーな印象です。
そして、繊細で深みのある余韻がいつまでも続きます。
ポイヤック本来のテロワールのフルーティーさや、旨み、甘みをじんわりと引き出した優雅なワインです。
シャトー・オー・ミロンはポイヤック北部、ミロンの集落にひっそりと佇むシャトーです。現オーナーのジャニー・ブルイ女史の祖父の時代にこのシャトーを買い取り、自社元詰のワインを生産してきましたが、彼女の代になり後継者不足から自家醸造をやめ、現在はポイヤック村の協同組合に醸造を任せています。
組合物といえども、シャトーの名を冠するだけあって醸造に抜かりは無く、オー・ミロンのテロワールを最大限に生かしたナチュラルな醸造を心がけています。