- 店主の独り言
日ごとに陽の暖かさが感じられ、偕楽園の梅の花もだいぶ咲きそろってきました。これからが見ごろの季節を迎えます。
気温が上がってくると気になるのが、杉花粉の飛散です。
茨城県の今年の花粉の飛散は、去年の7倍だそうで、私も含めて花粉症の方には聞いただけでも身震いするような話ですね。
外の気温が上がってくると気になるものが、もう一つあります。
店頭に置かれた酒樽の中の様子です。
ご来店いただいている方はご存知の方も多いかと思いますが、店頭には、大小二つの酒樽が置いてあり、その中には当店のマスコットのメダカたちが住んでいます。
今から、10年くらい前にお客様より頂いた、10匹の日本メダカ(黒メダカ)が毎年家族を増やし、ついに酒樽に住居を構えるまでになりました。
当初は、睡蓮鉢で飼ってみたり、使わなくなったビールの水冷ショーケースで飼ってみたりといろいろと試してみましたが、一番しっくりきたのが酒樽でした。
現在の使用している酒樽は、上げ底の四斗樽と二斗樽で、すでに2代目になります。
実際に使ってみて感じることはとても多いのですが、
さすが!
日本の知恵、とでも言いましょうか、樽の中の水が濁らないんです、
もちろん、定期的に底のヘドロは灯油用のポンプで吸い出しますが、それ以外の手間はほとんどかかりません!!
酸素のポンプもいりませんし、頻繁に水を入れ替えることもしません。不思議ですよね!
でも、注意深く、樽の中をのぞいてみると、樽の内側にうっすらと緑色の苔のようなものが見えます。
杉の木と苔などの植物で大自然の環境が樽の中に形成されていました。
まるで小さな地球です!
この中で自然の循環が行われいるのだと、改めて感動しました。
これからの季節は、芽吹きの季節です。
樽の中でも、新しいいびきが春の訪れとともに生まれてきます。
楽しみですよね~(^O^)
初夏には、メダカの赤ちゃんも生まれます。
ご来店の際は、ちょっとだけ樽の中をのぞいてみてください!
春の息吹を感じることができますよ!