- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋、リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!
ワインを難しくしている、難しく感じる、要因としては何があるのでしょうか?
飲む時の温度やグラス、自宅での管理・保存方法、専門用語、等、
挙げればばきりがありませんが、
一番の要因は、全体像が分かりにくいと言う点ではないでしょうか!
お化けも見えないから怖いのであって、分かってしまえば意外と平気なものです。
ワインも、ぼんやりとしたイメージだけしか分からないので、
難しくて敷居の高いお酒のように思われているのではないかと思います。
でしたら、まずは、ワインの分類から整理してみるのが良いですね!
世界の『ワイン』の定義は、ブドウから造られたものだけをワインと呼びますが、
日本の酒税法では、ワインは「果実酒」に分類されています。
リンゴ、イチゴなど、ブドウ以外の果実を原料として発酵させたものも
ワインと同じ「果実酒」として分類されております。
この辺が、世界の認識とちょっと違うところですが、
まぁ~、その辺は置いといて、
次に、ワインの製造方法による分類についてお話しいたします。
ワインの仲間は製造方法によって次の4つのタイプに分類されます。
『スティル・ワイン』
炭酸ガスを含まない非発泡性ワインです。
スティル=「静かな」と言う意味で非発泡性を表わしています。
皆さんがご存知の一般的なワインです。この中に、赤、白、ロゼとあります。
『スパークリング・ワイン』
炭酸ガスを閉じ込めた発泡性ワインです。
フランスのシャンパーニュ地方のシャンパンが一番有名で、
ガスの入ったワインは全てシャンパンと思われている方が多いですが、
国や地方によって呼び方が違うんですよ。
フランセでは一般的には、ヴァン・ムスーと言い、ドイツのゼクト、イタリアのスプマンテ、スペインのカバは世界的に知られています。
日本やアメリカではスパークリング・ワインと呼ばれています。
価格的にはやはりシャンパンが一番高いのですが、
その他のスパークリングワインは比較的安いので、手頃に楽しむのに良いと思います。
『酒精強化ワイン(フォーティファイド・ワイン)』
発酵過程でブランデーなどの強い酒を加え、アルコール度数15~20度に高めたワイン。
代表的なものにシェリー、ポート、マディラなどがあります。
写真のワインは、1900年物を使ったポートワイン、1971年の辛口シェリー、1945年のリヴザルド
『混成ワイン(フレーバード・ワイン)』
スティル・ワインに薬草や香辛料、蜂蜜、果汁などを加えて造ったワイン。
イタリアのベルモットが薬草系で、スペインのサングリアは果汁系として有名ですね。
以上が、ワインの種類です!
これらのどこかに分類されるんですよ。
皆さんになじみのあるワインは、最初の二種類ですね。
さて、4つの分類が分かりましたね。
少しは安心されましたか?
えっ?
まだ『ワインお化け』は隠れて、皆さんを怖がらせているって?
そうですか~。
皆さんに、一番なじみがあって、一番よく飲まれる
『スティル・ワイン』
に大ボスが居そうですね(笑)
では、次回からは、『楽しい飲酒生活案内人』が提唱する、
ワインを楽しみながら大ボスと友達になる方法をご紹介いたします。
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