店主の独り言

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2015.08.02
『カメちゃんとのお別れ』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!

茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』 リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

何とか、受け入れ先の病院が見つかったカメちゃんは、どうなったのでしょうか?

気になる方は、そのままお読みください!

妻が急いで瀕死のカメを連れて病院へ。

受け付けでは、診察申込書の『ペットの名前』の欄に、妻は戸惑ったそうなんです。

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特に名前を付けずに二匹とも『カメちゃん』と呼んでいたので、

どうしたものかと思案の末、『カメ』とだけ記入。

待合室を見渡せば周りは犬猫を連れた人たちばかり。

確かに犬や猫には名前を付けますよね・・・。

カメをバケツに入れた妻はかなり周りから浮いていたそうです・・・。

診察の結果、甲羅の中は、おそらく内臓を損傷している可能性があるけれど、

甲羅を開くことはできないので、損傷している時は、手の施しようがない!

が、まずは深く切れている前足を切断する緊急手術を行いましょう!と。

しかし、手術しても生存する可能性は極めて低いと言わましたが、

助けてあげられるものならと手術することに同意しました。

また、手術中麻酔をかけるが、カメの場合麻酔の加減が難しいので、

麻酔から覚めない場合がある。

それと、もし手術中、呼吸が止まった時、カメは甲羅があるので、

心臓マッサージはできない。

等々説明を受け、手術の承諾書にサインをしました。

こうして今振り返って書いていると、たかがカメを相手に笑っちゃうような話なのですが、

当時は医院長先生も私たちも真剣だったんです。

そして、カメは手術室へ。

かくして前代未聞のカメの手術と相成りました。

医院長先生も初めてだったそうです。

人間と同じサイズの手術台の上に、

小さなマットが敷かれ、

その上にカメが載せられ

医院長先生と助手の看護婦さんたちに囲まれている様子は、

あまりにもシュールな光景だったと傍らで見守っていた妻は申していました。

手術は無事終わり、傷に塗る抗生物質の薬をもらって帰宅。

(さすがに入院にはなりませんでしたが、薬は人間用と同じ物だったんですよ)

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その晩、心配した通り、だんだんにカメの呼吸が弱くなって来ました。

病院で人工呼吸のやり方を教えてもらったので、娘と息子と交代で行い、

体温を維持するためにカメの体の下に保温のマットを敷いてやりました。

カメの人工呼吸は、注射器の先に細い管を付け、

その管をカメの口の中に差し込んで、ゆっくりと空気を送り込んであげるのです。

ゆっくりとゆっくりと、何度も何度も、諦めきれなくて、娘も息子も泣きながら、

いつまでも手を止めようとはしませんでした。

翌朝、動かなくなったカメちゃんを箱に入れ、一緒に餌も入れて、みんなでお別れをしました。

実は、この話にはまだ、続きがあるんですよ~、それは、また明日・・・

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