店主の独り言

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2015.08.23
『夏の赤ワインは、ちょっとだけ冷やしてね!』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

よく、赤ワインを飲むときは常温で飲むんですよね!?と言ったご質問を受けることがありますが、常温と言っても一体何度くらいだと思いますか?今の季節の常温と言ったら、今日の水戸は室内でも30度近くはあったと思いますので、こんな温度で赤ワインを飲んだらお燗ワインになってしまいます。さすがに、温めてまでは飲まないでしょうが、決して美味しいとはいえないでしょうね・・・

では、赤ワインを飲むときの適温とは、どのくらいがいいのかと言えば、同じ赤ワインでもブドウの種類によっても変わってきますが、一般的には16度から18度位で飲むのが、美味しく味わえると思います。ワインの本場フランスでは、常温が18度くらいと言われていますので、それがそのまま、日本でも広まったのではないでしょうか!ちなみに、日本の常温は24度くらいとされていますので、その段階でもう暑過ぎですね(汗)

ちなみに、この18度という温度はどのくらいか想像出来ますか?みなさんが良くご存じの、あの井戸水の温度なんですよ。井戸水は、夏冷たく、冬は温かいと言われていていますが、実は一年を通して一定なんです。ですので、暑い夏は冷たく感じ、寒い冬は温かく感じるんです。日本酒の世界でも、よく井戸水の温度で飲むのがとってもおいしく頂けると言われていて、地下水で造られる日本酒の生い立ちにも関係が深いんです。

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今回頂きました、キャンティ・クラシコは、花のような香りとキレのある酸味が特徴なので、少しだけ冷やし気味にして飲みました。温度的には、白ワインよりも少しだけ高めの、13度から16度くらいでしょうか。本来、渋みが少なく、ほのかな甘みを持っていますので、冷やして飲んだ方がよりおいしく感じられるんですよ。これが温かかったら、嫌な酸味が浮いてきて後口の甘みもベタベタしたものに代わってしまい、台無しになってしまいます。

他にも、フランスのボージョレや日本のマスカットベリーAを使ったワインなども、暑いときは少し冷やして飲んだ方が、香りと味わいがより一層楽しめます!ただし、渋みのしっかりとした赤ワインは、冷やし過ぎてしまうと甘味が消えて余計に渋くなってしますので、ワインの品種ごとの適温を把握して楽しむのが最良ではないでしょうか!

最後に、まだまだ残暑が厳しい日が続きますので、軽やかな味わいの赤ワインを少しだけ冷やして爽やかに楽しんでくださいね!グラスに氷を入れたロックワインも酸味が抑えられてスッキリと味わえます!

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