店主の独り言

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2015.09.04
『酒屋の防災学・パートⅡ』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』 
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

あの大震災をきっかけに、今一度店の中の商品や商品棚、日本酒冷蔵庫の構造などを色々と考えることが多くなりました。どの場所に置いてあったお酒が一番被害が多かったのかとか、どの方向に力がかかってどのような感じで倒れて行ったのか等々、あげればきりがありませんが、考えないと前には進めません。そして、ある一つの答えが導き出されたのです!

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それは、日本酒や焼酎の一升瓶は横揺れにとっても弱くて、一度バランスを崩してしまうとすぐに倒れてしまうという事なんです。しかも、瓶が大きいために、一本が倒れるとドミノ倒しのように次から次へと周りのビンを押し倒してしまうんですよ(^_^;)また、倒れた瓶の中でも特に多く割れたのが一升瓶という事を考えてみれば、一升瓶の転倒を防ぐことで、被害を最小限度に抑えられるという事なんですね!

そして、その救世主となるべく考えたのが、冷蔵庫内のワイヤーテグスと商品棚のL字アンカーなんですよ!この二つの装置(ちょっと大げさですが(^_^;))によって、お酒の転倒事故による破損被害を劇的に減らすことができるようになったんですよ!題して『ワイヤーテグスとL字アンカーが酒屋を救う!』

この二つの施行は、いたって簡単にでき、費用も大して掛かりません。なんたって、この私でもできたのですから、プラモデルが組み合立てられる方なら造作もない作業ですね。
それでは、この二つの効果のほどをご紹介したいと思います。先ほどお話ししたように、一升瓶は横揺れに弱くてすぐに倒れてしまうので、揺らされても元に戻るように支えをしてあげればいいんですよ。

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一升瓶を効果的に支えるポイントは二か所で、一番重い瓶の下部の所と、瓶上部から10センチくらい下がったところです。日本酒用の冷蔵庫は、もともと商品棚の一番手前の所に飛び出し防止の柵が付いていますので、首の所にワイヤーテグスを張ってお酒が倒れないようにすればいいんです。針金では瓶に傷が付いたりお酒を取るときに怪我をしやすく、ただのテグス糸では強度の問題と時間経過で伸びてしまう可能性があるので、ワイヤーグスが適していると思います。また普通の棚には柵がないので、L字アンカーのレールを付けるだけで効果が出ます。

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私の所では、この二つを震災後すぐに付けたので、4月の最大余震の時には一本も破損することなく事なきを得たんですよ!でも、あとで冷蔵庫の中のお酒を見に行ったら、棚の一番手前までずれてきていました。もし、ワイヤーテグスと柵がなかったらと、考えただけでも冷や汗が出てきます。『思い立ったが吉日』私はこの言葉が大好きです(^O^)

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