店主の独り言

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2015.09.05
『酒瓶界で一番の弱者は誰だ?』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』 
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

お酒の種類は世界中に多々ありますが、それぞれのお酒の種類によって使われる瓶の種類があることをご存知でしょうか?形や色、容量などがお酒の種類ごとにある一定の基準のもとに決まっているんです。今日は、そんなお酒のビンの世界の中から、瓶の強度についてお話ししたいと思います。

皆さんが良く目にするお酒のビンとして思い浮かべるのにはどのようなものがあるでしょうか?最近ではあまり見かけませんが、居酒屋さんで飲むことのある茶色いビール瓶、様々な色や形のワイン瓶、高級なイメージのシャンパン瓶、そして、最も身近にある日本酒や焼酎の一升瓶、等が挙げられます。

今挙げた、ビール瓶、ワイン瓶、シャンパン瓶、一升瓶の四つの中で、最も強度が弱いのは、何だと思いますか?それは、日本酒などに使われる一升瓶なんです!先日のブログでも、お酒の一升瓶が一番多く割れたという話をしましたが、このお酒の一升ビンは本当にもろいんですよ~。その弱さと言ったら、他のお酒の瓶の非ではありません。

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お酒の一升瓶の一番のウイークポイントは、横のお腹の所と、意外かもしれませんが、瓶の底の部分なんです。立っている瓶を倒した日には確実に割れてしまいますし、瓶同志を当てただけでも割れることがあるので、お客様にお渡しする時には必ず瓶の横の部分を緩衝材包むようにしています。また、底の所も抜けやすので、たとえ箱やケースに入っていても床に置く際には注意が必要です。割れないまでもひびが入って漏れてしまうかもしれませんからね(^_^;)

そんな、ヨワヨワの一升ビンですが、最も環境にやさしい瓶なんですよ!現在、国内でリユースされている瓶は、ビール瓶とこの一升瓶で、全国の日本酒や焼酎の蔵元をはじめとする多くのメーカーで使われているんです。一升瓶には色々な色のビンがありますが、お酒の品質を守る点では、茶瓶、グリーン瓶、黒瓶、透明瓶の順番になります。(光を通さない)

壊れやすかったり、重かったりと欠点ばかりのように思われがちですが、私たちが取り扱いさえ気を付ければ、とっても環境にやさしい酒瓶なんです!我々酒屋とは切っても切れない腐れ縁のような存在なので、この壊れやすく弱い一升瓶の為に、今日もパッキンの準備をしておかなければ(笑)皆さんも、飲み終わった一升瓶のリサイクルにご協力お願いいたします。

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