店主の独り言

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2015.09.11
『酒瓶界最強の強度を持つのは?』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』 
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

今まで酒屋の防災学について何度か考えてきましたが、今回は酒瓶のスピンオフ版として『業界最強のビン』についてちょっとだけ話をしたいと思います。以前の震災の際に当店でも大量のお酒のビンが割れて、その中で最も多く割れた瓶が一升瓶だったという事はご紹介しましたが、その反面一本も割れなかったお酒があったんです。

何と!そのお酒とは、『シャンパン』なんですよ!シャンパンと言うとピンとこない方もいると思いますが、スパークリングワインならイメージ付きますでしょうか!でも、どうしてシャンパンのビンが割れずに残ったのかと考えた時に、一言で言えば、瓶全体が衝撃に強いという事なんです。

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同じようなワインのビンは割れてしまったのに、シャンパンのビンが割れずに残ったのには、二つのビンの決定的な違いがあったんです。それは、瓶の厚みです。シャンパンはご存知のようにとても強い炭酸ガスを含んでいて、長期間の保存にも耐えられるように瓶全体の厚みが普通のワインのビンよりも厚くなっています。また、底の部分も肉厚になっているんです。

もし、シャンパンのビンが薄かったら中身のガス圧に耐えられなくて少しの衝撃でも破損してしまうかもしれません!F1の表彰式で、シャンパンのビンを振った時に破裂してしまったら大変ですからね(^_^;)また、最近はやりのスパークリング日本酒でも、強度のある耐圧瓶を使うところが増えてきています。

同じようにガスを含んだお酒として、ビールの存在も忘れてはいけませんよね!ビールのビンはガス圧にも強くて、何度も再利用するために一般的なお酒のビンよりも丈夫にできています。昔のコント番組の中では、ビール瓶で殴ると見事に粉々に割れるシーンがありましたが、決してそんなことはありませんので、決して真似はしないでくださいね(笑)!あれは、飴細工で作った模造品だったそうですよ。

落ちたり倒れたりしても割れないお酒の瓶というのは、私たち酒屋には夢のような存在ですが、お客様にとっては、重かったり再利用が出来なかったりと、両者の希望を叶える瓶というのは難しいですね。今の科学技術をもってすれば、シャンパン瓶以上の強度を持ちながら軽くてリサイクルのできるお酒の容器が開発される日も近いのかもと、希望を持ちたいと思います。売り手と飲み手のみんなが幸せになれる日まで、もうしばらくの辛抱ですね。

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