店主の独り言

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2015.09.20
『日本酒の賞味期限!』お酒の学校33時間目、日本酒編

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

今回は、酒類業界において永遠のテーマの一つともいえる『日本酒の賞味期限』について考えてみたいと思います。お酒に限らず、どんな商品には日付が記載されていますよね!一般的には製造年月日、賞味期限、消費期限、等の日にちが記載されており、私たちは商品を購入する際にはその日にちを頼りにしていると言っても過言ではありません!

少しでも日にちの新しい物を手に入れたいと思うのは誰しも同じ気持ちですが、記載されている日にちの意味をちゃんと理解しているのでしょうか?お菓子や食料品などに記載されている日付は『賞味期限』となっていて、その日まで美味しく食べられることを意味しています。またお弁当などに記載されている『消費期限』は開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、食べても安全な期限を示しています。

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では、話はお酒に戻りますが、日本酒に記載されている日付にはどのような意味があるのでしょうか?

実は日本酒には『賞味期限』や『消費期限』はありません。瓶に記載されている日にちは瓶詰めもしくはラベルが貼られ蔵元から出荷された日を意味しています。時々、この日にちを賞味期限と勘違いされている方がいらっしゃいます。またビールや飲料水のように、この日付が新しいければ新しいほど、お酒が新鮮で良いと思っていられる方もいらっしゃいます。ですが、酒が傷んでいるかどうかは、ラベルに記載された日にちが問題なのではなく、蔵元から出荷された後、どのように保管、管理されていたかの方が重要なんです。

『お酒の学校』の中でも以前お話しいたしましたが、日本酒の生酒、一回火入れの生詰め酒は、基本、要冷蔵管理です。『基本』というのは、肉や魚、アイスクリーム等と違って、何が何でも絶対に冷蔵が必要というほど、きっちりとしたものではなく、季節によっては冷蔵庫に入れなくても大丈夫な時期(冬)もありますし、夏も移動にかかる1~2日ぐらいでしたら、常温の状態にしても問題ない、というざっくりとした感じなんです。

ですが、それは、お客様がお買い求めになってからのお話で、お客様のお手元に届くまでの管理(蔵元、酒販店)はしっかりとしておかなくてはなりません。むしろその方がとっても重要なんですよ!何故なら、蔵からお客様のお手元までに届く日数と、お客様がお買いになって飲み切るまでの日数を比べた場合、圧倒的にお手元に届くまでの日数の方が長いからです。その過程でずさんな管理、例えば、冷蔵庫に入れずに常温で何日も置いてしまったり、日光や蛍光灯のあたる場所で陳列されていたり、した場合には瓶に記載されている日付が新しくても、お酒の品質は劣化してしまいます(*_*)

お話はまだまだ続きますが・・、お話が長くなりますので、今日はここまでに致します。

次回もお読みください。

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