店主の独り言

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2015.09.29
『自分の好きな日本酒ってどんな味?』 お酒の学校36時間目、日本酒編

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

皆さんは、ご自分の好みの日本酒はありますか?それはどのような味わいの物か意識したことがあるでしょうか!お酒は、その日、その時の気分で味わいが変わってきますので、いちいち気にしてなんかいられないよ~、と言われるかもしれませんが、一度ご自分の好みの日本酒の味わいを知ってみるのもいいかもしれませんね!

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『辛口ですっきりとした美味しい酒ありますか?』と、ご来店するお客様が多いのですが、言葉通りにお選びし、最初は『香りがなく、さらりとした口当たり』のお酒をお勧めするのですが、お話をお伺いしているうちに、実は『フルティーな香りがある方が好き』『あまり軽い酒は好きではない』等々、最初の『辛口すっきり』から離れていく事が多々あります。

どうやら世間一般では、『美味しい酒=辛口』と思われている方が多いという事と、ご自身のお好きな味はあるのだけれども、それを上手に表現する言葉が見つからないのだろうなとお客様とお話をしていて感じます。相手に伝えるためにはまず、自分自身が自分の好みを知る必要がありますね。

それでは、自分の好みの味わいを知るためにはどのようにしたらよいのでしょうか?私が普段お酒の味わいを表現する際に使う方法として『香りの軸』と『味わいの軸』というものがあります。つまり、日本酒の味わいは、香りの特徴と味わいの特徴を組合わせることで表現することができるんです。先ほどの『香りの縦軸』と『味わいの横軸』を交差させることで、大まかに四つの味わいに分類することが出来ます。すなわち、『香り控えめ、味わいスッキリ』『香り控えめ、深いコク』『華やかな香り、軽い口当たり』『華やかな香り、深いコク』の四つです。

実際に、私どもの店内にて試飲をしていただく際には、数種類の香りと味わいの異なるお酒を用意します。香りが弱く味わいの軽い物から、徐々に香り高く味わいの濃い物へと味わっていただき、自分の好みに合った物を選んでいただきます。その後、選んだお酒に近い物の中でも、さらに、香りと味わいの違うものを味わっていただくことで、より自分の好みを見つけるお手伝いしています。

人の味覚というものは経験によって成長しますが、好みというものは意外と変化しないものです。どんな味わいのお酒を飲んでも、最後にはまた同じようなお酒を飲んでしまう事ってよくありますよね。実際に私も、ついつい同じようなタイプの物を好んで飲んでしまいがちになるので、意識して違うものを順番良く飲むようにしています(笑)

このような飲み方をすることで、今まで自分はこういう味が好きだと思っていたけれど、実は違っていた、と気が付いたり、より深く好みの香りや味わいを知ることができるようになるんですよ!例えば、酒屋さんにお酒を買いに行った時や、居酒屋さんへ飲みに行ったりした時に、自分の好みの味わいを知っているだけで、今までのもどかしさも吹っ飛んでしまうかもしれません!

次回は、四つの分類の説明と飲む順番についてお話しいたします!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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