店主の独り言

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2015.09.30
『日本酒のフルコース』 お酒の学校37時間目、日本酒編

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

明日、10月1日は日本酒の日という事で、全国各地で日本酒のイベントが開催され、乾杯イベントも企画されているようです。また、10月は全国各地の神様たちが島根の出雲大社に集まる事から、神様が無い月という事で古来より『神無月』と呼ばれています。その反面、出雲の国では10月を『神在月』と言うそうです。また、この地方にはもう一つ有名な神社があり、酒の神様を祀っている『松尾神社』です。蔵元では酒造りの始まる前に『松尾様』にお参りに行くと言う話も聞いたことがあります。

ちょっと、日本酒の日にちなんだ小ネタをご紹介させていただきましたが、お酒を飲むときにでも思い出していただけたら幸いです(笑)さて、昨日お話しの続きを・・・お酒のタイプ別の分類についてご説明したいと思います。お酒の味わいを表現するうえで大切なのは、『香り』と『味わい』の組み合わせであるという事は、ご理解いただけましたでしょうか?今まで使われていた『辛口、甘口』といった表現や『日本酒度』と言った数字は今や化石のようなものなんです。

普段、皆さまが口にしているお酒の味わいを表現する際には『香りが高い、低い』『味わいが濃い、薄い』と言った言葉を使う事で、より現実に即した味わいの表現が出来るようになるんです!前回分類した四つの味わいはあくまでも大雑把なもので、一つのグループの中にも実に様々な味わいのお酒が存在する事だけは覚えておいてください。つまり、同じグループの中にも、また、香りと味わいの順番が出来てくるという事なんです。

このように文章で説明すると、ものすっごく難しく思えてしまいますが、実際に飲むときはいたって単純な作業なんですよ!例えば、二つのお酒を飲み比べた時に、AとBではどちらの方が香りが高い(華やか)なのか?味わいは、どちらの方が濃い(重い)のかと言ったように、二者選択で選んでいけばいいんです。あくまでも、自分自身の主観で構いません。

このようにして、お酒のグループ分けが出来るようになったら後はもうしめたもので、飲む順番さえ間違わなければ、数種類のお酒を同時に飲むときに最初から最後まで美味しく味わう事が出来るようになります。
四つのグループを飲む順番としては『香り控えめ、味わいスッキリ』から始まり『華やかな香り、軽い口当たり』に行き『香り控えめ、深いコク』を飲んでから『華やかな香り、深いコク』の物を頂くと良いかと思います。(図表中のD-C-B-Aの順番です)

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違うタイプのお酒を味わう事で、日本酒を楽しむ幅がグッと広がります。今年の秋は、自分自身の中で味わいの違いを感じながら、食前酒から食後酒までの『お酒のフルコース』を楽しんでみてはいかがでしょうか!その際には、飲み過ぎにお気を付け下さいませ(笑)

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