店主の独り言

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2015.10.10
『できたてホヤホヤ!』 お酒の学校41時間目、本格焼酎編

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

天高く芋肥える秋!?九州は鹿児島県から芋焼酎の新酒の便りが届きました。今年採れたサツマイモで造った芋焼酎を濾過せずにビン詰めした、まさに出来たてほやほやの味わいが楽しめる旬のお酒です。日本酒の新酒はご存知の方も多いかと思いますが、芋焼酎にも新焼酎というものがあって、丁度今がその時期なんですよ!

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透明のワイン瓶に詰められ、手すき和紙のラベルが貼られた斬新なこの酒の名は『できたてホヤホヤ・もぐら』と言います。芋焼酎の新酒と言ったって、普通の物と一体どこが違うのか?と思われるかと思いますが、その一番の特徴は『華やかな果実のような甘い香りと、弾ける様なパンチのある味わい』にあります。全ての新焼酎がこのような味わいとは限りませんが、通常の芋焼酎では感じることの無いインパクトのある味わいに、初めて飲んだ方は驚かれることでしょう!

では、どうしてこのような味わいが生まれるのでしょうか?お酒の学校・焼酎編の中で芋焼酎の造り方をご紹介しましたが、芋焼酎は出来たて後すぐには出荷されません。その理由として、芋焼酎の中に含まれるフーゼル油の存在があります。フーゼル油は臭みと旨味の元ともい言われ、長い時間をかけてお酒の中に溶け込んでいる状態から表面に浮いてきた油を丁寧に掬い取らないといけないんです。この作業を怠ってしまうとせっかくの味わいが台無しになってしまうんですよ。

一般的な焼酎はこのように丁寧な濾過をしてから瓶詰めされますが、今回の『できたてホヤホヤ・もぐら』は一切の濾過をすることなく蒸留後すぐに瓶詰めされています。時間と共に酒質が変化してしまう危険性をはらみながらも、出来たてのフレッシュな香りと味わいが楽しめると言う点においては、両刃の剣のようなお酒です。とはいえ、この時期を逃してしまったら味わえないのですから、ここは飲んでおくべきでしょうね(笑)

この酒を最もおいしく味わう飲み方としてお勧めなのが、オンザロックもしくはハーフロックです。私は日頃芋焼酎はお湯割りが良いですよ!と言っていますが、この酒に関しては冷やして飲むことをお勧めいたします。水で薄く割ってしまうと香りが弱くなってしまうので、少し濃いめに作ってください。炭酸で割ってもいいですし、気分を変えて今が旬のカボスを入れても良いですね~

強者のお客様ともなると、瓶ごと冷蔵庫や冷凍庫に入れてクラッシュアイスで飲む方もいます。焼酎がトロリとしてより甘さと香りが際立ちますが、口当りが良すぎて飲み過ぎの原因となりますのでお気を付け下さいね!キノコのホイル焼きにカボスを搾って、『できたてホヤホヤ・もぐら』のハーフロックで一杯やれば天にも昇る気分ですよ(笑)

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