- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!
今回お邪魔した富田酒造さんは、奄美大島の中心地名瀬市の市街地にあるとっても小さな蔵元さんなんです。普段は電話やメールなどのやり取りだけで直接伺うのは今回が初めてでしたので、蔵元の入り口を見てあまりの狭さにビックリしました。当日は会社が休みにも拘わらず、富田社長が出迎えてくれて蔵の中を案内してくれました。
蔵の外観の印象とは打って変わって、コンパクトにまとまった仕込み蔵は創業当時からの物だそうで、富田酒造さんの心臓部ともいえる『甕壺』が整然と並んでいてその光景に見とれてしまうほどです。ちょうど焼酎造りが行われており、発酵中の甕壺の中からはプチプチと弾ける音がかすかに聞こえ、社長が甕壺の中を櫂棒で撹拌する度に黒糖の甘い香りが蔵の中に広がって、あぁ~、黒糖焼酎の仕込み現場にいるのだと改めて感動しました。
その後、黒糖焼酎の主原料ともいえる『黒糖』の食べ比べを体験させていただきました。使っている黒糖は全て国内産の純粋黒糖で、沖縄産と奄美徳之島産の3種類を銘柄によって使い分けているそうです。富田さんの所では『龍宮』と『まーらん舟』の2種類の黒糖焼酎を造っていて、『龍宮』には沖縄産の2種類が主に使われ、甘さと酸味とコクのバランスを取りながら秘伝のブレンドをすると言っていました。
3種類の黒糖を食べ比べてとても驚いたのは、『まーらん舟』に使われている徳之島産の黒糖を食べた時です。一口口の中に入れた途端に、まるで高級チョコレートでも食べたかのような華やかな甘さが口の中に広がって苦みや酸味をまったく感じませんでした。ひと箱30キロ詰めでしたが、自宅に持って帰りたい位に美味しかったんです(笑)
一口味わっただけでこんなも美味しい黒糖で焼酎を造っているなんて、今まで考えたこともありませんでしたので、なぁ~んて贅沢な焼酎なんだろう!と心の中で叫んでしまいました。『口の入るお酒に使う原料だからこそ、美味しい物でなければだめなんですよ!』と話してくれた富田さんの言葉に感動してしまいました。
電話だけでは伝わらないような事も、直接会って話を聞くことですぐに分かり合ってしまう事があるのだと思いました。言葉では言い表せない人の気持ちが伝わってくるんですね!その様にして愛情がたっぷり込められたお酒は、甕やタンクでじっくりと熟成されて美味しい黒糖焼酎になるんです。蔵の雰囲気も十分に分かりましたので、次はいよいよ富田社長主催の宴です。どんな、素晴らしいことが待っているのか楽しみですね!その模様は次回にお話しさせていただきます。
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