- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!
最近は何かとお燗酒について話す機会が多く、どちらかというと少しマニアックな内容になっていましたので、今日は『お燗酒』の基本的なことについて少しお話ししたいと思います。店頭でもお燗に向くお酒を求める方が多いのですが、そもそもとしてお燗に向くお酒と向かないお酒は何が違うのでしょうか?
日本酒を飲むに当たって、冷やしたり温めたりするといった飲み方の決まりはありません。個人の好きなように飲んでもらって構わないのですが、酒屋の立場としては、少しでも美味しく楽しく飲んでいただきたいので、そのお酒に合った飲み方をお勧めするようにしています。
お酒にはそれぞれ、一番美味しく飲める温度というものがあります。冷やもしくは常温と言われる18度くらいの温度がお酒の香りと味わいが良くなるものもあれば、温めることでそのお酒の旨味や味わいが良くなるものもあるんです。そのお酒の個性を知ることでよりおいしく飲むことができるようになります。
つまり、お酒の個性や特徴を知らないで飲んだ場合は、そのお酒の本当の味わいを知るどころか、美味しく飲むことすらも出来ないかもしれません。そこで、今回はお燗には向かないお酒と向くお酒を敢えてご紹介させていただきたいと思います。でもその前に、今回はあくまでも一般論としてお話しさせていただきます事をお断りをさせて頂きます。
お燗に向かないお酒として最も分かりやすい物は、香りの華やかなタイプのお酒とニゴリ酒や無濾過などのオリの絡んだお酒です。大吟醸などの香りを重視したお酒や澱の絡んだ生酒などを温めてしまうと、本来楽しむべき華やかな香りや甘みや清涼感などが消えてしまって、変な苦みや酸味、甘ったるい味わいなどを感じるようになってしまいます。
逆に、お燗に向くお酒というのは、香りが穏やかで、甘みと酸味の少ない物になるわけですが、後口のすっきりとしたお燗酒なら本醸造タイプ、味のしっかりとしたお燗酒なら純米タイプが良いかと思います。が、くどいようですが、あくまでも一般論ですから!
それにお燗しても美味しい大吟醸というのもあったりしますので、本当に一言で説明するのはとっても難しいのです。
せっかく飲むのですから出来ればおいしく楽しめた方が良いに決まっていますよね!私などは半分実験のような感じで色々な飲み方を試していますが、これもまた一つの楽しみかもしれません。失敗することでまた新しい発見に繋がることもありますから~。
写真のお酒は山形県の『杉勇・大吟醸』 400円 です。
ワンカップの大吟醸で、しかもお燗しても美味しく飲めるんですよ(^_^;)
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