店主の独り言

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2015.11.06
『奥行きの深いお酒とは!』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

蔵元では今年収穫されたお米の蒸しが始まって、いよいよ酒造りのシーズンに突入したんだと感じる今日この頃です。早い所では今月の終わりごろに搾りたての新酒が出来上がる事でしょう!

皆さんご存知のように日本酒は、お米とお水から造られます。使うお米の品種によってもそれぞれ違う味わいが生まれますし、同じお米でもお酒を醸す蔵元によって、また違う味わいになります。また、同じ蔵元でも同じお米から様々な味わいのお酒を造ることができます。一つのお米から一つのお酒ではなく、無限の可能性を秘めた奥行きの深さが日本酒の世界にはあると思います。

では、どのようにして同じお米から様々な味わいのお酒を造ることができるのでしょうか?それには、次の要素が大きく関係していると思います。例えば、杜氏さんが同じお米でいつも通りにお酒を造ったとしても、お米の精米歩合の違いや、お酒の搾り方、火入れの方法やタイミング、熟成の仕方の違いによって、様々なタイプのお酒が生み出されてきます。

お酒を搾るタイミングと方法を変えるだけでガス感のあるフルーティな味わいのお酒が生まれ、火入れの時期と貯蔵熟成の方法を変えることで味わいの深い物や、温めても美味しく飲めるものが出来上がります。その多彩な味わいは、とても同じお米からできた物には思えません。

同じお米から生まれたお酒で日本酒のフルコース(乾杯からお燗酒まで)を楽しむ事も可能です。本当に夢のような話ですね!

今回ご紹介させていただくお酒は愛知県の『奥』というものです。フルーティなスパークリングのお酒から、お燗向きの熟成酒まで実に幅広いタイプのお酒がこの『奥』のシリーズにはあり、それはこのお酒に使われている『夢山水』というお米のポテンシャルの高さによるところが大きいのかもしれません。どんなお米でもこのようになるとは限りませんが、幅の広さと奥行きの深さが、日本酒の魅力であるという事には違いはありませんね。

画像

写真のお酒は、同じお米(夢山水)の同じ精米歩合(60%)で造った純米吟醸酒です。

右から
『スパークリング』 『ひやおろし』 『生熟成2013BY』 各720ml 1,600円
『10年熟成』720ml 2,200円

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