店主の独り言

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2015.11.14
『酒米の精米について』 お酒の学校51時間目、日本酒編

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

今週末は水戸でも産業祭が開催されていますが、生憎の冷たい雨で参加業者さんはじめお客さんにとってはちょっと残念なお祭りとなってしまいました。寒くなってくれるのは日本酒造りにとってはありがたいことなんですが、雨はいただけませんね。

前回のお酒造りに使われるお米の話のなかで、良質のお酒を造る上でお米の外側を削る事つまり『精米』がとっても大切だとお話ししましたが、今日はその『精米歩合』についてお話ししたいと思います。数字が沢山でてきますが、混乱しないように覚えて下さいね!

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米の精米歩合というのは、米の外側を削って、残った割合を意味していますので、数字が小さくなればなるほど、米の外側を多く削ることになります。そして、先日お話しした本醸造酒と純米酒は、精米歩合によってそれぞれ呼び名がかわってきます。皆さん、二つの違いを覚えてますか?

醸造用アルコールを添加した本醸造酒では、

普通酒(精米歩合99%~71%)
本醸造酒・特別本醸造(精米歩合70%~61%)
吟醸酒(精米歩合60%~51%)
大吟醸酒(精米歩合50%~)と分けられます。

したがって、同じように純米酒では、

普通酒(精米歩合99%~71%)
純米酒・特別純米酒(精米歩合70%~61%)
純米吟醸酒(精米歩合60%~51%)
純米大吟醸酒(精米歩合50%~)と分けられます。

上記の事から分かるように、大吟醸酒(純米大吟醸)は50%以上お米を削ります。
勿体ないような話ですが、華やかな香りと上品な味わいを醸し出すには、精米はとても大切は工程の一つなんです。

つまり、精米して出た米ぬかは、ごみになってしまう為、当然、高精米して造ったお酒はその分だけ原価が高くなるので、販売価格も高くなってしまうと言う訳です。では、どこまで精米すればよいのかという事に関して言うと、ドンドン削りゃいいってもんじゃありません。それぞれのお米の性質に合わせた精米歩合と言うものがあって、それこそ、精米のし過ぎは資源の無駄遣いですね!(個人的な考えです)

足早に説明しましたが、整理できましたでしょうか!この話は次回ももう少し続けたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

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