店主の独り言

blog

2015.11.16
『ボージョレ・ヌーヴォーは解禁日があるから盛り上がる!』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

画像

今週の木曜日の午前零時に全世界中でいち早くボージョレ・ヌーヴォの解禁日を迎えます。今からさかのぼる事30年前の1985年に11月の第三木曜日、午前零時を解禁日と決めてから、毎年多くの方々がその日、その時を楽しみに待ち望んでいます。

中でも、日本人の初物好きが高じて一気に人気が高まり、一躍ヌーヴォー・フィーバーが巻き起こったのがつい最近の様に思い起こされます。しかし、ただ単に、初物だからという事で人気が出たとは思えません。そこには『解禁日』というものがあって、その時までは手に入れたくても、手に入らないと言う、飲み手の心をくすぐるものがあったんですね!

誰よりも一足早く手に入れたいと思う気持ちもわかりますが、解禁日まで待ちに待ったからこそ、味わいもひとしおなんです。もしも、この決まり事を守らない者が出てきて、世界中で販売や飲酒のフライングが横行してしまったら、ボージョレ・ヌーヴォの人気は一気に消え失せてしまうでしょう。

つい先日、日本洋酒輸入協会が11月2日にボージョレ・ヌーヴォの販売・消費解禁日厳守関する注意喚起文書をワイン輸入業者に送付した。という記事を見ました。全世界の決まりごとにもかかわらず、ルールを守らない一部の不届き者がいるのは、業界に携わる者として恥ずかしくなってしまいます。

本来であれば解禁日以降に入荷してくるのですが、皆さんに解禁日と同時に飲んでいただけるようにとの特例措置で酒屋や飲食店には解禁日前に届けられます。私の所にも今日から今年のボージョレ・ヌーヴォが届き始めています。もちろん、届いたからと言って箱を開けたり、店頭に並べたりしてはいけません。ましてや、販売したり、飲もうものなら言語道断です。ワインを扱う酒屋の風上にも置けませんね!

順番や決まり事をきちんと守る日本人ならではの良き慣習があったからこそ、いまや世界でも有数の『ボージョレ・ヌーヴォー』消費国となったのだと思います。今年の解禁日は11月19日木曜日、午前零時です。収穫の秋、天の恵みに感謝しながら今年のワインを楽しみたいと思います。

お酒の最新入荷情報!
twitter.com/kinase_sake

フェイスブックもやってます!
www.facebook.com/kinasesaketen
楽しい飲酒生活の、明るい未来の為にワンクリックお願いします!
 ↓

人気ブログランキングへ

blog search

月別