店主の独り言

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2015.11.20
『酒米の精米について・続き』 お酒の学校52時間目、日本酒編

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

今週はボージョレ・ヌーボの解禁もあって、何かとワインの話が多くなってしまいましたが、今日は先日中途半端のままで終わってしまった『お米の精米について』の続きを書きたいと思います。今年の搾りたて新酒が揃いきるまでには何とか話をまとめたいと思いますので、もうしばらくお付き合いください!

前回のお酒の学校50時間目では、タンパク質だ! アミノ酸だ! 玄米? 旨味成分?
大吟醸が50%、吟醸が60% などなど 何やら小難しい言葉や数字が出てきて、その上、文章が長くて、途中で読み疲れてしまった方もいっしゃったのではないでしょうか? 大変お疲れ様でした。

ですが!今日もガンガン行きますので、くじけずについて来て下さい。
あっ、でも今日は少し砕けたお話しをしようと思いますので、ちょっと頭を休める気分で気楽に読んでください。(笑)

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前回、どこまで精米すればよいのか?というお話をしました。
それぞれのお米の性質に合わせた精米歩合と言うものがあり、どんどん削ればいいってもんじゃない、と。実は、当店には精米歩合22%という純米大吟醸があります。愛知県の山崎合資会社さんの純米大吟醸『奥・二割二分』です。これは、お米の外側を78%削って取り除き、中心のわずか22%(ビーズ玉のように真ん丸ですよ!)だけを使って造られた、超贅沢なお酒です。

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普通、ここまでお米を精米してしまうと、淡白な味わいのお酒になりがちですが、この奥・二割二分はお米の力強いコクと旨味を残していて、ホルモン焼きのような味の濃い料理にも意外と合うんです。酒米は『夢山水』と言い、愛知県で栽培されている幻の酒米と言われています。酒米の力と蔵元の技量が合わさる事で、このような素晴らしいお酒が造られます。

お酒の学校51時間目のなかで『精米のし過ぎは資源の無駄遣い』と私は言いましたが、すべての高精米の酒を無駄と言っているわけではありませんので、ご理解くださいね。余分なものをそぎ落とすことで生まれる究極の味わいをご堪能ください!

写真のお酒は
奥・純米大吟醸二割二分 1.8L 12,000円(税別)
焼き入れした桐の箱に入っています。

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