- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!
今日からは、蔵元で出来上がったお酒が、皆様のお手元に届くまでに、どのような過程を踏んでいくのか、お話ししたいと思います。
日本酒の出来立ては『本生原酒』です。
その本生原酒にもさまざまなタイプのお酒があります。まずは『活性にごり酒』と呼ばれるお酒です。これは、液体と米の個体が混ざり合ってどろどろとした状態で、発酵して、ガスが発生しているものをそのまま詰めたものです。米の甘味があり、シュワシュワとしています。
昔は運送も冷蔵技術も発達していなかったので、このにごり酒は蔵元など、ごく一部の人しか味わえなかったのですが、今は、この出来立ての味を楽しむことができるようになりました。
ただし、このタイプの酒は、開栓する時は要注意です!
開栓する直前まで冷蔵し、決して振ったり、混ぜたりしてはいけません。
下に沈殿しているので、つい混ぜたくなってしまうのですが、封を切った瞬間に自動的に混ざりますので、とにかくそおっと、ゆっくりと噴出さないように、様子を見ながら開けます。
もし、温かくしたり、混ぜたりして、なんの注意も払わずに開けた日には、部屋中、酒まみれになります(発泡事件発生!ご注意を)
当店では、活性にごり酒初心者の方には、もしもの時に備えて『浴室』で開けることをおすすめしています(笑)
次回は『にごり酒』についてお話いたします。
写真のお酒は
信濃錦・スパークリング『大自然』 720ml 1,400円(税別)長野
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