店主の独り言

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2015.11.24
『にごり酒・おり酒について』 お酒の学校55時間目、日本酒編

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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11月も残りわずかとなり新酒の入荷も日増しに多くなってきています。前回お酒の学校54時間目で『活性にごり酒』についてお話しましたが、今日は見た目には同じように白くにごって見える『にごり酒』、ほのかに白っぽい『おり酒』等についてお話ししたいと思います。

発酵途中のガスの出る状態の酒を瓶詰したものが『活性にごり酒』ですが、そのまま発酵し終わった酒を詰めたものが、ガスの出ない『にごり酒』です。そして、そのにごり酒の上澄みを詰めた酒が『無濾過生原酒』、または『おり酒』 『おりがらみ』と言われるもので、完全に濾過していないので、ふわふわっと白っぽいものが混ざっています。

この『ふわふわと白っぽい物』、立てておくと自然に下に沈殿する『白い物』を『おり』と呼びます。活性にごり酒のように勢いよく吹き出すことをありませんが、ふたを開けた時、シュッとガスが抜ける音がしたり、プチプチとちょっと微発泡な感じがします。

新酒の時期は、この『おり』が混ざっている方が味がしっかりとし、香りが華やかになるので、私は蔵元さんにわざと『おり、多めに入れて』とお願いする程『おり好き』なんです(笑) 一方、造る蔵元さんは、入れる加減の調整がとっても難しいそうです。

毎年、当店の分にだけ『おり』を入れってもらったキナセオリジナルを造ってくださる蔵元さんもいらっしゃって、とても感謝しています。毎年好評をいただいて、あっという間に完売してしまう、人気商品の一つなんですよ。

無濾過生原酒とおり酒、おりがらみは同じ仲間ですが、『おり』の量が違います。『おり』の量一つで実に様々なタイプのお酒となります。これからの季節に入荷してくるお酒はおりの量一つとっても新しい発見の連続です。今日は『おり』という言葉を12回も書いたので覚えて頂きましたでしょうか!是非、今年の新酒を購入する際は『おり』にも注目してみてください。

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