店主の独り言

blog

2015.11.26
『搾りたて新酒ついて』 お酒の学校56時間目、日本酒編

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

画像

前回のお酒の学校では、おり酒とにごり酒について書きましたが、これらを含めた本生のお酒がこれからの季節に出始めます。ひとくくりに『搾りたて新酒』と言っても、その中には透明に見えるものもあれば、霞のかかったように見えるもの、薄く濁った物や真白く濁ったものなどがありますが、これらは全て同じもので、搾り上がったお酒の濾過の具合の違いによって様々なタイプのお酒が出来上がるのです。

活性にごり、にごり酒、おり酒、と続き、そして、完全に濾過して透明な状態の酒が「生原酒」です。一般的に、純米酒の生原酒はアルコール度数が15~16度。上手に発酵させる蔵元さんは、19度くらいまで高くできます。(醸造アルコールを添加する本醸造酒ですと、19~20度ほどです)12月から3月くらいまで、新酒生原酒として商品化され、生原酒に水を加えて、度数を落とした酒を生酒と呼びます。

日本酒造りの初めは「大吟醸」などの高いお酒は造らないで、肩慣らしということで安い酒(普通酒)等から造り始めます。そして順番に、本醸造、吟醸、大吟醸、(純米、純米吟醸、純米大吟醸)と造りますので、最後の大吟醸(純米大吟醸)が搾り上がるのが、大体3月の終わりころと言われています。その間、それぞれの酒の「にごり」や「無濾過」「生原酒」が出ます。

ですが!「生」の酒は実は「未完成品」なんですよ!造りたての生酒の方が美味しい! 新酒の方が新鮮でいい!と思っている方が多いですが、生酒は品質が変わりやすいですし、日本酒の本当の美味しさは火入れして熟成させたものだと私は思います。

写真のお酒は

繁桝・特別純米生生原酒 720ml 1,050円(税別)
生酒のふくよかな旨味と爽やかなのどごしが楽しめます。

真澄・純米あらばしり生原酒 720ml 1,300円(税別)
洗練された香りと力強い味わい、新酒ならではのフレッシュ感!

お酒の最新入荷情報!
twitter.com/kinase_sake

フェイスブックもやってます!
www.facebook.com/kinasesaketen

楽しい飲酒生活の未来の為に、ワンクリックをお願いします!
  ↓

人気ブログランキングへ

blog search

月別