店主の独り言

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2015.12.02
『どっちのにごりが、お好みですか?』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

ワイン熱も冷めやらぬままに、日本酒の新酒が続々と入荷してきています。今の時期に入ってくる新酒は、にごった物や澄んだものなどバリエーションに富んでいますが、やはりにごりの入ったお酒の旨さは格別ですよね~!

にごり酒というと、ドロドロとして甘ったるいんだよね~!と言ったイメージを持っている方が多いと思いますが、決してそんなお酒ばかりではありません。にごり酒とは本来お酒が出来上がる過程の途中のもので、簡単に言ってしまえばにごり酒の上澄みを取った物が皆さんの知っている澄んだお酒なんです。

搾り上がったばかりのお酒は、味わいも荒くて軽い物が多いので、むしろ少しぐらいにごりが入っている方が美味しく感じると思います。また、熱処理もしていないので時間の経過と共にガスが発生したり、香りや味わいの変化を楽しめると言う点においては飲んでいてとっても楽しいお酒なんです。

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今回は、地元茨城県を代表する府中誉と富久心、二つの蔵元のにごり酒を飲み比べてみました。両方とも私の所でも大変人気のある商品でして、入荷するのを今か今かと心待ちにしている方もとっても多いんです。どちらか一方だけを鬼のように飲み続ける方もいますが(笑)、せっかくでしたら両方を味わいって頂けると良いのになぁ~と、思います。

この二つは同じにごり酒にして全く性格の違う味わいを見せてくれます。府中誉は酸味の利いた香りが口の中に広がり、きりりとした口当たり、爽やかな喉ごしが楽しめるシャープな印象のにごり酒です。対して、富久心は濃厚でクリーミーな舌触りがまるで飲むヨーグルトのようですが、味わいの方は酸味が穏やかで口の中から鼻に抜ける華やかな香りがとっても心地よく、芳醇な印象のにごり酒です。

個人的には、お酒単体で楽しむのであれば芳醇でクリーミーな『富久心』で、料理を食べながら飲むのであればキリリとした口当たりの『府中誉』を選びます。また、時間によって変わる味わいを楽しもうとするならば二つをグラスに注いで飲み比べるなんてことも、とっても意気な飲み方だと思います!まあ結局、両方とも飲んでしまうんですけどね(笑)

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