店主の独り言

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2015.12.11
『御祝の酒と言ったら・・・』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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今年も残すところ20日を切り、年の瀬の整理をしながらも新年を迎える準備に追われる日々を慌ただしく送っていることと思います。私の所でも店内の飾りつけを今日から大幅に変更いたしました。今までと違って、大分酒屋らしくなったのではないかと思います!

お酒と言えば、お祝い事やお悔み事をはじめ、新築祝いや地鎮祭、御中元やお歳暮などに使われていました。中でも、特にお祝いの席にはなくてはならいのが日本酒で、結婚式や祝賀会などには決まって、祝いの樽酒『祝樽』がででーんと鎮座していました。一番大きい物は『四斗樽』と言って、何と一升瓶で40本分、72Lのお酒が詰まっています。

結婚披露宴の演目として樽酒の鏡開きが良く行われていました。今ではシャンパンタワーに取って代わられつつありますが、いまだに根強い人気がありますね。鏡開きを行う際には、樽の周りに巻いてある『コモ』といわれる藁の飾りの上部のみを外して、むき出しになった樽の上蓋を木づちで叩くのですが、実際には事前にふたを外して叩くと簡単に割れるように細工をしてあるんです。

この樽酒、昔は日本酒を運ぶ際に使われていましたので、人が叩いて割れるほど柔な造りではありません。しかしながら、その樽も陶器や瓶にとって代わられ今や滅多にお目にかかることがありません。この樽は杉の木を使って出来ているので、樽の中の酒を飲むとほのかに木の香りがします。その香りが好きな方々の為に、樽酒を瓶詰めしたものも出回っています。

その樽酒の製造方法は大きく分けて二つあり、本物の樽に酒を入れて木の香りが付いたころに瓶に詰める方法と、樽には入れずに木の香りを付けて瓶に詰める方法があります。お酒を樽に詰めた状態で長い期間置いておくと、木の香りが強くつきすぎてしまいお酒本来の味わいを壊してしまいます。ですので、樽酒は開封後、1週間を目安に詰め替えた方が良いと思われます。

その様に、美味しく飲める期間が短いことから、酒屋の店頭からも樽からの量り売りが姿を消してしまいました。私の所では、その大きな『四斗樽』を実際に見て頂こうと思って、本日より店頭のショーウインドウに飾りましたので、是非ご覧になってください!一緒に記念撮影したい方も大歓迎ですよ!

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樽を譲って下さった松盛さん、月の井さん、ありがとうございました。

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