店主の独り言

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2016.01.08
『熟成という言葉が一番似合う酒!』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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今日は、『熟成』という言葉が最もピッタリとくるお酒『ウイスキー』についてちょっとお話ししたいと思います。世界では8年くらい前よりじわじわと日本製のウイスキーに注目が集まるようになってきており、昨年NHKの朝ドラで放送された『マッサン』をきっかけに日本国内でも空前のウイスキーブームが巻き起こっています。

また、ニッカさんやサントリーさん等の有名な会社以外の、無名で小さな蒸留所(イチローズモルト、マルスウヰスキー)のお酒が、イギリスのウイスキー世界大会で相次いで受賞したのを受けて、世界中のウイスキーファンが一斉に日本のウイスキーに注目し始めました。もともと、世界の五大ウイスキーとして認められていたジャパニーズウイスキーですが、その品質の高さが改めてコンテストで証明されたと言う訳です。

朝ドラのかなでも描かれていたように、ウイスキーが商品として完成するのには最低でも3年から5年の年月が必要となってきます。また、長く熟成させればさせるほど、その味わいは深く芳醇な物になっていくので、それ故に、最も手間と時間がかかるお酒とも言われています。先日、ある海外のオークションで、イチローズモルトさんの限定セットがびっくりするような高値で落札されました。

また、ウイスキーは樽の中で熟成するうちに、少しづつその量が減ってしまうので、20年以上の熟成された原酒ともなると、その数量は極めて少なくなってしまいます。造り手の間ではその減った分を『天使の分け前』とも呼んでいるそうです!熟成期間の単位が10年、20年というのですから、気の短い人では務まらない仕事ですね(笑)

その様にして、沢山の人の手と時間によって生まれてくるので、いかに熟成年数の長いウイスキーが貴重な物かという事が分かると思います。しかし、そのお酒も一度瓶に詰められてしまうとその熟成は止まってしまいます。悪くはなっても、良くはならないという事です。また、このお酒は、紫外線と温度変化に弱く、蛍光灯や太陽光に長く当たってしまうと琥珀色が抜けて行ってしまいます。もし、大切なウイスキーがありましたら、冷暗所に保管することをお勧めいたします。

過ぎ去ってしまった時間をお金で買う事が出来ないように、熟成年数の古いウヰスキーをすぐに造ることはできません。遥、昔の技術者たちが精魂込めて造ってきた物が味わえるのもウイスキーならではです。プライスレスのひと時をお楽しみください!

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