店主の独り言

blog

2016.01.11
『新酒の飲み頃を知るためには!?』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

画像

日本酒の世界では、今まさに搾りたて新酒が溢れんばかりに各蔵元から出荷されてきています。私の所でも、昨年暮れから店内の日本酒が一気に新酒に切り替わってきています。皆さんの中でもすでにいくつかの新酒を飲んだと言う方もいるかと思いますが、今年の味わいはいかがでしたでしょうか?

先日のブログの中で、搾りたて新酒は旬を味わうもので、本当の旨さは秋ごろまできちんと熟成したものの方が良いと言いましたが、だからと言って、新酒をないがしろにしているわけではありません。同じ搾りたて新酒でも、飲むタイミングによっては全く違う味わいを感じることもあるんです。どうせ飲むのなら、少しでも美味しく飲みたいと言うのが心情ですよね・・・。

では、どのようにしたら新酒の飲み頃を知ることができるのでしょうか?まずは、新酒独特の未熟な味わいがどのようなものかを知ることが大切です。私の経験上から申し上げますと、次のような味わいを感じるときはまだ味が乗ってなくて、飲み頃にはまだ早いという事です。それは『渋味』 『苦み』 『えぐみ』 『辛味』 などで、また、香り自体が弱かったり、アルコール感を強く感じるのも、若い証拠です。

その様なお酒の場合は、一度栓を開けてから時間をかけて飲むことをお勧めいたします。少なくとも2日~5日はかかりますので、じっくりとお酒の変化を見守ってください。このような事を、私の所では、お客様に『お酒を大切に育てて下さいね!』というようにご説明しています。そして、先ほど例に挙げたような味わいの若い現象が少しでも無くなってきた頃が、飲み頃になってきたサインなんです。

一見、難しそうに思えますが、やってみると意外と解り易く、こんなにもお酒の味わいが変わるんだという事が実感できると思います。また、味わいの若いお酒を瓶ごと勢いよく振ってかき混ぜると、お酒の味わいがまろやかになって美味しくなるという事が、都市伝説の様に言われていますが、決してそんなことはやらないでください。お酒をシェイクすることでお酒の角が取れて、一瞬、美味しくなったように感じますが、そのような扱いを受けたお酒はもう二度と戻ることはなく、美味しくなることはありません。

乱暴に扱って良くなるお酒はないんです。それよりも、お酒の成長をゆっくりと見守って、お酒にとって最良の状態で大切に育てて下さい!このように、お酒それぞれの飲み頃を知ることで、これからますます日本酒を楽しく飲んでいただければ幸いです。美味しく飲むのも、貴方次第という事ですね(笑)

お酒の最新入荷情報!
twitter.com/kinase_sake

フェイスブックもやってます!
www.facebook.com/kinasesaketen

楽しい飲酒生活の未来の為に、ワンクリックをお願いします!
  ↓

人気ブログランキングへ


blog search

月別