店主の独り言

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2016.01.13
『酒粕も今が一番美味しい時期なんです!』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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寒さが厳しくなってくると、鍋料理などの身体の暖まる温かい料理が食べたくなります。先日お客様との会話の中で、やっぱり!鍋に酒粕を入れると一味違うよね~、それに身体の芯から暖まるしねぇ!と言ったようなやり取りがあったんです。粕汁の様にたっぷりと入れないまでも、ほんの少し入れるだけで、味わいに深みが増します。

実は、その酒粕にも美味しさの違いがあることをご存知でしたでしょうか!酒粕は、その名の通り日本酒を搾った後に出る粕で、一昔前までは処分にも困るような扱いを受けていましたが、今ではその粕も貴重なものになってきています。マスコミなどで酒粕の効用をしきりに宣伝していることから、今まで以上に需要が増えてきている反面、酒造りの技術の進歩により、一部大手の蔵元は、酒粕を出さないで、すべて酒にすることが可能になったことで、増えた需要に追い付かないような状況が起こっているようです。

では本題に戻りますが、酒粕は大きく分けて二種類の酒粕に分類することが出来ます。一つは皆さんが良く目にする板状になっている酒粕です。この粕は、水分が少なく堅い板状になっていて、香りも少なく味わいも淡白で、主に料理に使うとコクが出て美味しさが増します。

もう一つは、俗に吟醸粕と呼ばれるもので、先ほどの板粕と比べると水分を多く含んでいて粘土のように柔らかい状態です。日本酒の華やかな香りを含んでおり、甘みのある味わいを持っていますので、お湯で溶かすととっても美味しいあま酒になります。ただし、このような酒粕は取れる量にも限りがあるので、広く一般には出回らないことが多いんです。

地域によっては、漬物や郷土料理に使うので飛ぶように売れる酒粕ですが、まだまだ、その人気は限定的です。そんな訳ですので、当店では酒粕を商品として仕入れて販売はしていないのですが、お付き合いいただいている蔵元様のご厚意により酒粕を分けて頂いており、頂いたときには、ご来店いただいたお客様に少しではありますが、おすそ分けさせて頂いています。

酒粕は、蔵元によってもその香りや味わいはまちまちです。酒造りが盛んな今の時期だからこそ味わえる美味しい酒粕です。スーパーなどで売られている酒粕とは雲泥の差ですよ!是非この違いを多くの方に実感していただきたいのですが、当店にも必ずあるとは限らないので、その辺のところが何ともジレンマでして・・・。

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