- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!
今日は先日お話しした日本酒の栓についてもう少し補足の説明をしたいと思います。別にどちらでも構わないじゃないか!と思ってしまえばそれまでなんですが、今までずっと使ってきたスクリューキャップをやめてまでも四合瓶(720ml)の栓を一升瓶と同じ打栓に変更しているのはどうしてなのでしょうか?
スクリューキャップと打栓とを比べて、どちらが優れているとか、劣っているとかを言うつもりでは無いという事を、まず最初に誤解が無いように申し上げておきます。今回は、あくまでもスクリューキャップから打栓に変更した理由を探ってみようと思って書いてみたので、そんなこともあるのか~、くらいの感じで読んでいただければ構いません。
私が思うに、最大の理由は衛生面と耐久性の問題かと思います。繊細な微生物を相手にしている日本酒の蔵元ほど衛生面に関して厳格な所は他になく、実際に蔵元様へ伺って仕込みの現場に入るとき等は、服装や手洗いなどの厳しいチェックが必要となってきます。
では、一体どのようなことが問題なのでしょうか?それは、蔵元から出荷された後に大きく関係していると思います。お酒を瓶に詰める際に瓶の口の所からお酒が垂れたままキャップをしてしまうと、時間の経過と共に保存温度の状態や期間によってカビなどの発生の原因となります。打栓の場合ですと栓をした後でも再度ふき取ることが可能となってきます。
次に耐久性の問題を考えてみると、スクリューキャップを何回も開け閉めしていると、瓶と栓との摩擦でビンの口の所が黒くなってくることがあります。一般の方が普段の生活の中ではまず見ることはありませんが、私ども酒屋の店頭において試飲用に何回も栓を開けたり閉めたりを繰り返していると、たまにこのような現象が出てきます。
今回お話ししたことは重箱の隅の隅をつついたような事ですが、どんな些細な事でもなくしていきたいと考えているという事なんでしょうね!全てを万全にすることはとても大変なことだと思いますが、ひとまず、手の力が弱いご年配の方や女性の方でも簡単に開け閉めが出来る打栓の栓が出来てくることを期待しています。
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