店主の独り言

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2016.02.18
『日本酒の色は熟成の証なのか?』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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今日は、久しぶりに風も弱く日差しが穏やかな昼下がりを迎えています。先日、あるテレビ番組の中で、食後2時間後に20分ほど身体を横たえて腹式呼吸をすると身体の中の免疫力が上がると言うものをやっていました。なるほど!とは思ったものの、店内で横になっていたら来店下さったお客様にびっくりされてしまいますよね~(^_^;)

本日は、日本酒の色について少しだけお話しさせていただきたいと思います。先日お客様との会話の中で『熟成したお酒は赤茶っぽい色がついていますよね!』と聞かれました。また、『熟成酒』と『古酒』の違いについても疑問を持たれていたようで、どうも、日本酒は熟成すると色が付いてくるものだと思っていたようです。その理論で言えば、色の付いていない物は熟成していないという事になりますね。

皆さんは日本酒の色は何色だと思いますか?水のように透明だと思っている方が多いと思いますが、お酒には少し色がついていて、搾りたてのお酒を蔵元で見ると黄金色に光り輝いています。市場に出ている日本酒の瓶は、紫外線からお酒を守るために色がついていますので、微妙な色の違いを確認することはできませんけどね。

では『日本酒の赤っぽい色は熟成によるものなのでしょうか?』そんなことはありません。
しっかりとした保存管理をされたものは少しだけ黄金色が濃くはなるものの、赤っぽくなることはありません。私が思うに、お酒の色が変色する原因としては、太陽光や蛍光灯などの紫外線と貯蔵温度に影響を受ける事だと考えられます。つまり、お酒の変色は熟成によるものではなく、劣化によるものだと思うのです。

実際、20年以上低温の冷蔵庫で貯蔵熟成したお酒でも、赤く変色することはなく綺麗な黄金色をしています。綺麗に熟成したお酒を飲むと、こんなにも日本酒の味わいは円やかで奥深い物なのか!と思うに違いありません。黄金色に光り輝く液体の中に芳醇なお米の旨味が詰まった熟成の妙を体験できるのも、熟成酒ならではの楽しみかもしれませんね!

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