店主の独り言

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2016.03.11
『ワンカップの魅力、其の二!飲んでも旨い!』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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さぁ~!今回もさらにワンカップの魅力をご紹介していきたいと思いますが、ワンカップの悪いイメージと言ったらなんでしょうか?そうでなんです!『おいしくない』です。酒売り場での陳列方法や扱われ方を見れば、飲んで美味しいお酒が入っているとは思えないのも頷けます。

しかし、そんな商品ばかりではないんです。最近のワンカップは、中身のお酒のレベルがとても高くなっていて、蔵元の代表銘柄を詰めている物も沢山あります。また、純米酒や純米吟醸酒、中には大吟醸酒を詰めている物もあり、味わいもキレのある辛口タイプからコクのある旨口の物、香りの華やかなものなど、実に様々な味わいを楽しむことができます。

今までのワンカップには、品質が変化しにくいようなお酒が中心に詰められていましたが、最近では個性のある蔵元自慢の逸品を味わうことができるようになってきました。このような商品は、まだまだそんなに多くはありませんが、以前とは比べものにならないくらい選択肢は多くなっています。

しかし、商品を造る蔵元にとってはとても手間のかかる作業なんです。一升瓶であれば、自動のビン詰め機で一気に詰めることができますが、ワンカップに関してはそのほとんどが、蔵人さんの手作業で一本一本詰められています。もちろん、蓋も手作業で付け、ラベルも一枚一枚手で貼るわけで、一升瓶一本を作るよりも大変なんです。

では、何故そんな大変な思いをしてまで作ってくれるのかと言いますと、そこには『美味しい物を味わっていただきたい!』という、造り手の想いが込められているんです。また、初めて飲むお酒をいきなり一升瓶で買うのには勇気がいりますが、ワンカップがあれば試しに飲むことができ、気に入ってから大きいサイズを買うことができます。

蔵元からすれば、自分のお酒を味わっていただける機会が増え、続けて飲んでいただけるかもしれませんし、消費者からすれば、有料試飲の感覚で気軽に味を見ることができます。少量で色々な味わいのお酒を楽しむことができるのもワンカップの新しい魅力の一つかもしれませんね!

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