店主の独り言

blog

2016.03.24
追記しました2016年4月1日 『責めのお酒はお得ですよ!』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

画像

昨日に引き続き、もう少しだけお酒の搾る段階によって味わいが変わり、ひいてはお酒のランクが変わってくると言ったことについてお話ししたいと思います。蔵元さんがお酒の品評会などに出品する際には、同じ造りをしたお酒の中でもであっても、一番良いとされる『中汲、中取り』と言われる部分を選びます。

それとは反対にあまり良い評価を受けていないのが『責め』と言われる部分なんですが、その『責め』とは、本当にダメなのでしょうか?そんなことは決してありません!少なくとも、鑑評会に出品するために造られたお酒である事には違いありません。つまり、『責め』とはいっても、蔵元が最高の技術を駆使して醸した特上品のお酒なんですよ。

例えば、魚の本マグロを例に取った場合、高級魚としても有名『青森県大間の本マグロ』でも『大トロ』や『中トロ』、『赤身』などがあるように、同じ魚の中でも部位によって味わいも価格も違います。もちろん、『大トロ』にはかないませんが『赤身』だからと言って、美味しくないわけではなく、一般的なマグロの比ではないことは想像が付きます。

ましてや、日本酒の場合はマグロほどの差はありませんので、私が今まで味わってきた『責め』をみても、これが本当に『責め』の部分なのかと思えるくらいに素晴らしいものばかりです。むしろ、洗練された雑味の無い上品な味わいの『中汲』よりも、多少なりとも雑味と言われる旨味があり、しっかりとした濃い味わいの『責め』の方が美味しく感じられるかもしれません。

私どもが主催しているお酒の会の中でも、実際に飲み比べてみる機会がありますが、意外と『責め』のお酒の評判がいいんですよ!蔵元や杜氏さんなどの繊細な舌とは違って、多少なりとも雑味があった味わいの方が我々一般人には解り易いのかも知れませんね(笑)実際にこのような『責め』と言われるお酒には出会う機会は少ないのですが、意外とお手頃な価格の場合があるので、たまにはちょっと贅沢でもしてみようかな!という時には絶対オススメです。

蔵元様や杜氏さんの最高の技術が詰め込まれたお酒には変わりはありませんので、『責め』と侮ることなく『攻めの姿勢』でチャレンジしてみると素晴らしい体験ができる事請け合いです!

大きな声じゃ言えませんが、『責め』のお酒が今ちょうど入荷しています!

これ以上の事は、店頭にて・・・

『追記:2016年4月1日』

その後、ご来店いただいた皆様から『責め!のお酒を買いに来ました!』お声をかけていただきました。とても貴重なお酒なので、いつでもあるわけではありませんが、ブログを呼んでわざわざお越しいただきまして本当にうれしく思います。

そんな中、ある方からこんなご質問を受けました!

『責め』とは『攻め』とは違うのですか?

と言ったものです。

お酒の世界の専門用語なので、その起源は定かではありませんが、お酒を絞る際に、最後まで押し切る!
最後まで搾りきる!最後のお酒まで求める!などの事から、責めと呼んでいるのではないでしょうか・・。

また、お買い上げいただいたお客様からも、『あら走り!と、中どり!と、あとなんだっけ?』と言ったお電話を頂いたりと、少しでもお酒の搾りあがる過程に興味を持っていただけてよかったと思います!

お酒それぞれの良さを体感していただくことで、より一層、日本酒の素晴らしさを知っていただけるのではないでしょうか!

お酒の最新入荷情報!
twitter.com/kinase_sake

フェイスブックもやってます!
www.facebook.com/kinasesaketen

楽しい飲酒生活の未来の為に、ワンクリックをお願いします!
  ↓

人気ブログランキングへ


blog search

月別