店主の独り言

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2016.04.28
『辛口のお酒って、どんなお酒なの?』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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日本酒のテレビコマーシャルなどで、『辛口の酒』と言った表現を良く目にしますが、辛口のお酒とはいったいどんな味わいのお酒なのでしょうか?実際にお酒を販売している所でも、当たり前のように辛口という表現が使われています。日本酒の事をあまりよく知らない方にとっては、唐辛子のような辛さを連想してしまうかもしれませんね。

お酒を造る製造の現場では、酒質を分析するうえで『日本酒度』や『酸度』『アミノ酸度』などを計ります。その『日本酒度』だけが独り歩きをして、±0を基準にプラスが大きくなると辛口でマイナスになると甘口と言われている為、酒屋も日本酒の味を表現する時に、辛口、甘口を使って販売するようになったと思います。

私の記憶を辿ってみると、お酒の世界で辛口と言う表現が使われるようになったのは、私がまだ若かりし頃の今から30年くらい前で、新潟のお酒を中心とした地酒ブームの頃ではないでしょうか。その当時は『端麗辛口』という表現が至る所で使われるようになり、中には『水の様な酒』と言った表現を使っていたところもありました。

また、空前の大ヒットとなった『アサヒ・スーパードライ』の発売もちょうどそのころで、ビールの世界でも『辛口』と言った表現が使われるようになり、『エクストラ・ドライ』や『マグナム・ドライ』と言った商品が出てきて、各社がこぞって『辛口』の大合唱を始めました。それによって『辛口』という表現が広く浸透していったのだと思います。

では、本題に戻りますが、辛口のお酒というのはどのような味わいなのかと言いますと、一言で言うのなら『後口のスッキリとした味わいのお酒』です。先日、お話しした『甘口のお酒』、つまり『後口に旨味が感じられるお酒』の対極にあるのが、この辛口のお酒という事になります。決して、ピリピリと舌を刺すような辛さではありません。

香りの華やかな物は一見すると甘く感じてしまいますが、香りには関係なく、あくまでも飲んだ時の『後口のすっきり感や、爽やかなキレがあるかないか』という事が重要なんです。飲んだ時に、すう~っと消えてしまうような、キレのある後口のお酒は、飲み疲れすることなく、肴との相性もいいので、食中酒としても楽しめます。辛口のお酒の中にも色々なタイプの物がありますので、また、機会があったらご紹介したいと思います。

今日も、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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