店主の独り言

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2016.05.19
『夏酒は、売り手側の理解が必要です!』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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春が終わり夏にはまだ少し早いこの時期は、お酒の世界において、夏物商戦の場所取り合戦が始まる頃でもあります。デパートやスーパー等のお酒売り場は勿論の事、酒屋の店頭でも、様々なジャンルの夏酒が次から次へと登場してきて、まさに夏酒戦国時代の様相を呈してきました!

日本酒や焼酎の世界では、もともと夏酒というジャンルは無かったのですが、いつしか当たり前のように『夏酒』という言葉が使われるようになってきました。暑い夏の時期になると日本酒や焼酎の消費量が減ることから、その起爆剤として業界が創りだしたものなのですが、実際に扱っている酒屋の中でも『夏酒』というものをきちんと理解しているかどうかは疑問が残ります。

売り手である酒屋が理解していない物を、お客様に進めることは出来ませんし、ましてや飲み手である消費者にとっては、一体どのような物なのか見当もつきませんね・・・。では、その『夏酒』とは、一体どのようなものなのかを、様々な角度から紐解いてみたいと思います。

まずはじめに、何故?今この時期に『夏酒』が店頭に並び始めるのかを考えてみたいと思います。本来は梅雨が明けたころから売り出すのが一番いいのですが、限られた売り場をいち早く確保したいと思う蔵元各社の思惑と、衣料品のように季節感を先取りしたお酒を売りたい酒屋の思惑が、どんどんエスカレートして、現在の発売時期となっています。

また、お盆の時期を境に夏のイメージが薄れ、売るのが難しくなることから、蔵元では一度の出荷で商品を売り切ってしまうため、私達酒屋の仕入れも段々と早くなり、そして酒屋も売れ残りを少なくしたいとの思いから、遂にはゴールデンウイークのころから店頭に並ぶようになってしまいました。

そこには、蔵元と酒屋の勝手な都合だけで、本来の主役であるお客様の気持ちはどこに行ってしまったのでしょうか。

今一度、売り手である酒屋が『夏酒』をきちんと理解して、その魅力をお客様にお伝えする事が大切だと思います。今年の夏はこれからです。夏酒の素晴らしい魅力を皆様に知って頂くことで、より一層お酒を楽しんでいただけるようにしたいと思います。今日は少し長くなってしまいましたので、続きは次回にお話しさせて頂きます。

今日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

『夏酒について!』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2016/05/04/201605-article_4-html/

『お酒の学校を始めます』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2015/05/25/201505-article_3-html/

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