- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!
以前このブログの中で、日本酒業界における『生酒流通の重量問題』についてお話したことがありますが、覚えていますでしょうか?某大手運送業者が要冷蔵商品を運ぶ際の重量を変更した為、一時期、酒類業界、特に生酒を扱う日本酒業界に衝撃が走りました。
その後、各蔵元様毎に様々な対策が取られてきたのですが、これと言った打開策が見つからないままに、今年も遂に要冷蔵商品の配送時期となってきました。そこで、本日はこれらの問題に対する各蔵元の対処方法をご紹介しながら、今後の問題点などについて考えてみたいと思います。
代表的な対処方法としては次の三つが挙げられます。一つ目は、運送業者自体を見直すというものですが、おいそれと直ぐに新しい会社が見つかる訳にはいきません。そこで、現実的な方法として考えられたのが、冷蔵ではなく常温便での発送です。その際には、保冷能力の高い段ボール箱を使ったり、箱の中に凍らせた蓄冷剤などを入れることで、お酒の温度の上昇を抑えるよう工夫をしています。
コスト的にも比較的安く、すぐにでも取り組めるために、多くの蔵元様が取り入れ始めました。しかし、この方法のデメリットは保冷効果に時間の限界があることです。また、運送業者の扱い方(陽の当たるところや温度の高い所に置く)によってはせっかくの効果が出ないことが考えられます。
三つ目の方法は、重量自体を減らす事です。通常、1ケースには一升瓶(1800ml)を6本入れるのですが、それでは運送業者が定める重量を超えてしまう為、1本減らして、1ケースに5本で梱包する方法です。この方法ですと、今まで通り冷蔵の状態で運ぶ事が出来、運送業者にとっても好都合なのですが、蔵元様にとっては、1本当りの配送コストが高くなり、また酒瓶を1本間引きして空いたスペースに瓶が傾かないように詰め物をしたりと梱包に手間がかかってしまいます。
いずれの方法も一長一短があり、これは!という決め手に欠くところあります。そんな閉塞感が漂うなか、革新的ともいえる新しい方法で『生酒流通の重量問題』に向き合っている蔵元が出てきました。それは、お酒の瓶を根本から見直すと言う斬新なアイデアですが、それについては、次回お話しさせて頂きます。
本日も、最後までお読みいただきましてありがとうございました。
『生酒流通の重量問題とは?』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2016/02/25/201602-article_25-html/
『お酒の学校を始めます』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2015/05/25/201505-article_3-html/
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