店主の独り言

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2016.05.28
『商品札を書くことは、自分の為でもあります』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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私の所には日々色々な商品が全国の蔵元様から入荷してきます。その届いた商品を箱から出して棚や冷蔵庫に並べるのですが、それで終わりと言う訳ではありません。商品それぞれに説明を書き記した商品札(価格表)というものを付けているので、新商品や季節の商品などが入荷してきた時には、新しい物を作成しなければなりません。

この作業が意外と大変で、新商品はもとより、季節の物はその時々で中身が微妙に変わってきますので、その度に作り直すようにしています。妻のみどりさんがその制作を一手に担っており、筆ペンを駆使して、一枚一枚、丁寧に書き込んでいます。中でも特に苦労するのがお酒のコメントで、毎回、苦心している姿を見ると、頭の下がる思いです。

通り一辺倒の説明ではなく、これを読んだお客様が思わず手に取りたくなるような文章を書くのは本当に大変です。最近ではウイットの利いたものもあり、文字も上手になってきました。その他の項目も、何度も作り直しては試行錯誤の末に今の形に落ち着き、台紙の部分も、お菓子箱などの厚紙を再利用して使っています。

この商品札はお客様が商品を選びやすいようにとの思いから作っているのですが、実は、自分たちの為でもあるんです。毎回、商品が入荷する度に、作り直すのはとても手間がかかるのですが、書いている当の本人が一番勉強になっています。日々毎日のように何種類、何本も入荷してくる酒は日本酒、焼酎、ワインなど多岐に渡り、その細かなデータをすべて把握し、覚えきることはとても難しいことであります。

妻は自分がお客様にご説明する時にきちんとした情報をお伝えできるよう、自分の為に商品札を書いているので、手間がかかっても全然苦にはならないとよく言っています。またこれを書くことで、その商品の事をもっと深く知ろうと思う気持ちになり、知ることで商品に対する想いが段々と強くなり、そして今度はその商品が生まれた背景や造り手の想いなどをお客様に伝えたくなります。

実際に、商品札を見たお客様との会話も自然と生まれやすくなります。商品札の狭いスペースには書ききれないそのお酒に込められた「想い」をお話しさせていただくことで、喜ばれる事があります。我々にとっては、沢山あるうちの一枚ですが、それを見たお客様にとってはその商品札が全てです。一枚の商品札を通して、お客様とのつながりが増えていくことはとても素晴らしいことだと思います。これからも、心を込めてお酒の商品札を作成したいと思いますので、御来店の際は、ちょっと気にかけてみてください。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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