店主の独り言

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2016.07.18
夜明け前と親戚になりました。

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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それでは、昨日に続いて『夜明け前』さんとの出会いについてお話ししたいと思います。蔵元のお酒が全て並べられた部屋に通された私はどうしたかと言いますと、もちろん蔵元様の気持ちを受け止めるためにもすべてのお酒を味わいました。せっかく蔵元が休みの日を返上して応対してくださっているのですから、その気持ちにこたえる意味でも断るわけにはいきません。もちろん、運転手がいましたので、その辺はご心配なく!

今考えてみると、その時にお酒の味を見ると言うのは、大した意味はなかったのだと思います。それは、あくまでも儀礼的な物であって、飲んだお酒が旨いか、不味いかは、二の次だったんです。それは、蔵元も同じことで、私の蔵元に対する真剣さや、お酒に対する誠実な姿勢を見る口実だったのかもしれません!本当の所は、分かりませんが・・・。

その後、おばあさん手造りの粕漬けとお茶を頂きながら、色々な話をしました。私が酒屋を始めた経緯や今の店の事、蔵元にお邪魔したのが初めてだったことなど、どのくらいの時間が経ったでしょうか・・・。おばあさんんが、お茶の入れ替えの為に席を立った時です、蔵元の小野さんがおもむろに口を開き『木名瀬さんさえ良かったらお付き合いしてください!』と言われたのです。

本当でしたら、私の方からお願いするつもりだったのが先を越されてしまい、嬉しさと共に大変恐縮してしまいました。しかし、その浮かれ気分も次の『お取引するからには、細くても長い親戚のようなお付き合いでお願いします。』の一言で、真剣にならざるを得ませんでした。お互いに気に入って付き合い始めたからには、おいそれと関係を断ち切ることは許されないという事で、その心意気に惚れ込んだ私は、二つ返事でお願いしました。

蔵元の一本気な性格はお酒にも良く表れており、毎年、ぶれることなく、これぞ『夜明け前』という味わいを醸し出しています。蔵元の代表銘柄でもある『純米吟醸・生一本』は、白桃を思わせる柔らかな甘みを感じさせながらも、口当たりはスッキリとしており、上品な旨味が口の中にやさしく広がります。

あれから20年以上経ち、今や沢山のお客さま方に愛される、私の店にはなくてはならない存在となりました。この『夜明け前』との出会いが、その後の私の酒屋人生において蔵元様とお付き合いをする上での考え方に大きな影響を与えていったのです・・・。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

『笑顔は最高のサービス!』
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