店主の独り言

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2016.09.06
『ボージョレ・ヌーボーの舞台裏!』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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九月になったと言うのに、まだまだ夏のような暑い日が続いていて、夏の疲れとと暑さバテが同時にきて、体調を壊している方を多く見かけます。こんな時には、こまめな水分補給が大切だという事で、私も妻の作ってくれた麦茶を大きな水筒に入れて飲むように心がけています。

今日は、ワイン業界の秋の一大イベントでもある『ボージョレ・ヌーボー!』その舞台の裏側についてお話ししたいと思います。ご存知の方も多いかと思いますが、『ボージョレ・ヌーボー』はフランス、ボージョレ地区の新酒を意味し、今年収穫されたブドウで造ったワインです。このワインは11月の第三木曜日が世界一斉の解禁日とされており、今年は、11月17日木曜日がその日に当たり、解禁日には酒屋の店頭に様々なメーカーの『ボージョレ・ヌーボー』が顔をそろえます。

一般的なワインは、その都度、メーカーや卸問屋へ注文することで商品が入荷してきますが、『ボージョレ・ヌーボー』に関しては、何と!8月末までに注文を入れないとワインが解禁日に届かないのです。8月末はまだブドウの収穫前だと言うのに、どうして二か月以上も前に注文締め切らないといけないかというと・・・・。因みに、今年のブドウの収穫は、9月下旬から10月上旬位になると聞いています。

そこには、輸入メーカーや卸店、そして酒屋、それぞれの事情が深く関係しているのです。それは『余分な在庫を持ちたくない!』という事です。言い換えれば、予約注文の分しか仕入れないという事が言えます。輸入メーカーは、卸問屋や酒屋からの注文分のみを仕入れることで、余分な在庫を持たずに済みます。旬のイメージが強いワインだけに、売れ残りのリスクを少しでも減らしたいと言う販売側の都合が垣間見えます。

事実、酒屋の中でも、予約注文分だけしか発注しなかったり、すでに予約活動を始めている所があり、解禁日当日には、ほんの少しの商品しか店頭に並んでいない店もあります。
こんなに暑い最中にボージョレーヌーボー、何本欲しいですか?なんて予約をとられても、そんな先の事なんかわからないよ!と消費者の立場からすると思われるでしょうけれど、売る立場(酒屋、問屋等)からすれば、致し方ないのかなとも思います。

私の店でも予約をとらせて頂いていますが、お客様にご案内するのは気温が落ち着いた10月の中旬くらいにするようにしています。メーカー、輸入業者への発注は、今までの経験に基づいて売れ残らないようにさんざん悩んだ末に『度胸で注文』を済ませているのですが、毎年、売り切れるのか、心配で夜も眠れないのが本音です(笑)

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

『ワインの保管で気を付けいたいのは!』
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『お酒の学校を始めます』
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