店主の独り言

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2016.09.20
『ひやおろしの表記があるものと、無い物とは何が違うのか?』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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秋分の日が過ぎたと同時に、気温がぐっと下がってきて、気分はすっかり秋モードに突入です!今年は、毎週のように台風がやってきて、清々しい秋晴れと言う訳にはいきませんが、夏の蒸し暑さからようやく解放されそうでホッとしています。

日本酒の世界では、『ひやおろし』や『秋あがり』の出荷が最盛期を迎え、私の店でも、お取引のある蔵元様から、それぞれの秋のお酒が入荷してきています。一種類の蔵もあれば、二種類、三種類のひやおろしを出荷するところもあって、冷蔵庫の棚割りに苦心しています(笑)

また、ラベルの表記に至っても『ひやおろし』や『秋あがり』等の表記をしていることろもあれば、敢えて、季節の表現をつけていない蔵元様もあります。

では『ひやおろし』と表記されているお酒と、敢えて表記していないお酒とは何が違うのでしょうか?春先に火入れを行い、蔵元内にてじっくりと熟成させて、味わいが良くなった頃に出荷する、という点においては同じですので、ラベルに『ひやおろし』と書いていないからと言って、このお酒は味わいがのっていないという事はありません。

その背景には、秋という季節が短い為、季節を限定したパッケージだと、売り手側から敬遠され選んでもらえなことがあるからです。中には、苦肉の策として、瓶の首の所に取り外しができるような物を作成している所もあります。その結果、敢えて表記をすることをしない蔵元もあるのです。

では、どのようにしたら、そのお酒が『ひやおろし』や『秋上がり』のお酒だと知ることができるのでしょうか!その判断の目安となるのが、冷蔵庫の中に保存されているかという事です。このお酒は、一度しか熱処理を行っていませんので、酒屋での保管は『要冷蔵』という事になります。

その他にも細かいことはあるのですが、消費者の立場ではそれらすべてを見た目で判断することは難しいので、最終的には、売り場の方にご相談するのが一番良い方法だと思います。ラベルや宣伝文句を鵜呑みにすることなく、味わいののった秋の美酒をお楽しみください。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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