店主の独り言

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2016.09.26
『創り手の想いに触れたひと時！』

店主の独り言

雑感

皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

昨日は、前々から楽しみにしていた千住明さんのコンサート『Calendar』を聴きに県民文化センターへ行ってきました。文化センターは私の自宅から近く、以前から良く知っていますが、大ホールに入る事なんて数えるほどです。

私も妻もジャズや吹奏楽が好きなので、機会があれば聴きに行きたいと常々思っているのですが、良いな～と思う演奏会は会場が東京だったり、平日だったりと、なかなか都合が合わなくて、残念に思っていた所へ、偶然見かけたチラシで、千住明さんのコンサートが行われることを知り、東京に行かなくても地元でこんな素敵な演奏会が行われるんだ！と早い時期から予約していました。

演奏会が始まると、千住明さん自らがマイクを手に進行役を務めて話し始めました。千住さんのステージトークは、穏やかな話口調ながら、とても面白く、演奏する曲にまつわる様々な想いを聞くことができ、ますます千住ワールドに引き込まれて行きました。

千住明さんをご存じない方も、『あ！この曲、どこかで聞いた事があるよね～』と、聞き覚えのあるものが多いかと思います。テレビの大河ドラマやアニメなど、幅広いジャンルで使われています。私も最近まで見ていたＮＨＫドラマの『水族館ガール』やアニメの『バッテリー』や『鋼の錬金術師』など、え！あれも、そうなの！と言うものばかりです。

今回前半に演奏された曲目もどれも聴き覚えのあるものばかりで、目をつむるとその時代の事が音楽と一緒に思い起こされます。千住さん曰く『音楽はタイムマシーンである』と言っていました。また、作曲をする時には『今、生きている人の為に曲を創っている・・・』とも話していました。正に、その時々の時代を切り取った思い出のように、人々の心の中に記憶されて行くのだと思いました。

後半のステージは、写真家『山梨勝弘』さんの季節を切りとった風景写真とそれに合わせて創られた音楽とのコラボレーションでした。一年を１２回で綴った四季折々の写真に合わせて演奏された音楽は、そのどれもが心に浸みるものばかりでしたが、私は里山の桜の風景と湖畔に映った紅葉に合わせて演奏された曲が気に入りました。12曲を一気に聴き終えた時には、短編小説を読んだ後のような、何ともいえない感動を感じ、心地よい余韻が何時までも続いていました。

なにより、今回のコンサートに出かけて良かったのは、曲を創ったご本人から、その曲のイメージや制作秘話、曲に対する想いを伺いながら聴くことができたことです。これを機に、ドラマやアニメを見るときはテーマ曲や挿入歌の作曲者名を注意しようと思います。千住明さんのお名前を見る機会が増えそうです。(笑)最後に、アンコールで演奏された『流星ワゴンのテーマ』を聞いたときには、そのドラマの内容が脳裏に浮かんで、思わず目頭が熱くなってしまいました！

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。