店主の独り言

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2016.09.29
『地鎮祭に用意するお酒とは?』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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私の店にご来店いただくお客様は、ご自身で飲むためのお酒を購入する方もいれば、ご贈答品としてお酒を探しに来る方もいます。その中でも、一年を通して定期的にご用命を頂くものに『地鎮祭』や『上棟式』用のお酒があります。今日は、その時に用意するお酒についてお話ししたいと思います。

一生のうちで、家を建てる事なんてそう何回もあるものではありません。一般の人にとってはどのような段取りで進んでいくのか、何もかもすべてが初めての経験です。そこへハウスメーカーや工務店の担当者の方から、いきなり『地鎮祭を行いますので、奉献酒を準備してください。』と言われても、何のことやら?戸惑ってしまわれる方も多いようです。

初めて耳する『奉献酒』。それはどのような種類のお酒なのか?いくらくらいの物なのか?等、分からない事ばかり。中には『奉献酒(地鎮祭用のお酒)』という銘柄のお酒が売っていると思って来店される方もいらっしゃいます。そんな時の駆け込み寺の役割を担っているのが酒屋なのかもしれません!お客様の気持ちを汲み取って対応するように心がけています。

まず、『奉献酒』とは主に地鎮祭や起工式などで神様にお供えするお酒の事を言います。地鎮祭、起工式は、土木工事や建築をこれから行う土地の守護神を祭って土地の安定と工事の安全を祈願する祭りで、ほとんどは大安など吉日を選び、その日の午前中に執り行われます。
『奉献酒』は清酒2升を奉げるのが一般的で、箱入れ包装もしくは、二本縛りにし『のし紙』をかけます。そして、のし紙の上部に『奉献』または『奉献酒』と表書きして、その下部にご自分の名前や会社名等を書きます。

肝心のお酒ですが、ネットで検索すると『松竹梅』などと具体的な名前を挙げているサイトもあるようですが、銘柄等の決まりは特にありません。強いて言えば、私の店では縁起を担ぐ意味で、縁起の良い、お目出度い名前のお酒をお勧めするようにしています。例えば、新たな事の始まりを意味する『夜明け前』、晴天を祈って『天青』、そのものズバリ『福を呼ぶ旨酒、赤福助』などです。またお酒の値段にも決まりはなく、お客様のご予算に応じて、ご紹介しています。

このように、神事に使われるお浄めのお酒以外にも、結納や結婚式、出産祝い、等、私たちの人生の様々な節目に於いて登場してくるお酒が日本酒です。そんな記念すべき時にたずさわることができることは、私達酒屋にとって、とても光栄であり、嬉しいことで、酒屋冥利に尽きると思っています。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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