店主の独り言

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2016.09.30
『焼酎の原材料の表記について!』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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某テレビ番組で様々な業界の方々が自分たちならではの知りうる情報を『実は、○○なんですよ!』と、ぶっちゃけて話しをするものがありますが、私が身を置いている酒類業界でも、知っていそうで、意外と知らないことが多く存在しています。今日は、普段何気なく見ている焼酎のラベルについてお話ししたいと思います。

実は!『焼酎のラベルに記載されている原材料名は、使っている割合が多い順番に記載されているんです!』

焼酎のボトルには、商品の表ラベルとは別に、裏ラベルというものがあり、製造者の情報やその商品に関する様々な情報が記載されております。この裏ラベルには、酒税法上、必ず記載しないといけない事項というのが決まっているんです。製造者の名前、住所、アルコール度数や容量、原材料、等です。それは米、黒糖、蕎麦、麦、芋等、どんな焼酎でも当てはまります。

そして、たとえば芋焼酎の場合ですと、原材料の項目には、『さつまいも・米麹(国産米)』等と記載されていれば、さつまいも、米の順番に原料が多く使われている事が分かります。『そば・米麹・大麦』という記載がある蕎麦焼酎の場合なら、蕎麦、米、大麦の順番で多く使われているわけです。つまり、どのような原材料が使われて造られているのかが分かるのは勿論の事、多く使われている原材料の順番までも知ることができるのです。

これらの表記は『JAS法』、正式には「農林物資の規格化等に関する法律」によって定められており、消費者はラベルの表記を見ることで、その商品の中身を知ることができるようになっています。中には壱岐焼酎のように『大麦2/3・米麹1/3』とその割合までも詳しく記載している所もあります。しかし実際には、多く使われている原材料の順番までは知ることができても、その割合までは分からないのが現状です。

お酒を選ぶ際には、ついつい表のラベルにだけ目をやりがちになりますが、お酒の裏ラベルには、そのお酒の情報がたくさん詰まっていますので、機会がありましたら一度見てみるのも楽しいですよ!今回は、原材料の表示から見る、お酒のぶっちゃけ話でしたが、いかがでしたでしょうか?ラベルの表記一つとっても、『へぇ~、そうなんだ!』というものがあるので、機会がありましたら、また、お話ししたいと思います。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

本格焼酎編『貯蔵・熟成』
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