店主の独り言

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2016.10.06
『飲めるくらい美味しい本みりんがあることをご存知ですか!』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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皆さんは、『みりん』を飲んだことはありますか?え!みりんって飲めるの?と思われる方がいても不思議ではありません。本来みりんは、煮物や麺つゆ、蒲焼のタレや照り焼きのつや出しに使われます。アルコール分が魚等の生臭さを抑え、食材に味が浸透する助けをし、素材の煮崩れを防ぐ調味料として使われるみりんですが、今日は、そんな『本みりん』界のスーパースター、小笠原味醂醸造さんをご紹介したいと思います。

と、その前に『本みりん』について簡単にご説明いたします。使う原料は法律で決められており、蒸したもち米、米麹、焼酎もしくは醸造アルコールが主な原料です。40日~60日間かけてじっくり糖化・熟成され、多くの糖類やアミノ酸などのうまみ成分が生み出されます。アルコール分を約14%程度含んだ立派なお酒の仲間です。

対して、よく『本みりん』と間違われるのが『みりん風調味料』というものです。原料は、水飴等の糖類や米、米麹、酸味料のほか、うまみ調味料などをブレンドしてみりんの風味に似せて作った、アルコール分が1%未満とアルコール分をほとんど含んでいないもので、『本みりん』とは似て非なるものなんです。

では、話を本題に戻すとしましょう。当店おすすめの小笠原味醂醸造さんは、高級みりんで知られるみりん醸造200年以上の歴史を持つ『三河みりん』の産地、愛知県碧南市で手造りにこだわり少量ながら高品質のみりん造りを続けている蔵元さんです。この本みりんを知らずして『本格本みりん』を語る事なかれ!と言われるこの極上品は、一口、口に含むと、そのスッキリとした口当たりの中に、上品な甘味と深いコクが感じられ、今までのみりんに対する既成概念なんか、スッ飛んでしまいます。

小笠原さんご夫妻の造り出す本みりんは、愛情の結晶そのもので、そのこだわり様は並大抵の物ではありません。原料米は100%国産米を使用、麹は全て手作り、醸造の際のオリ下げは自然に任せ、加熱処理を行わない『生詰みりん』であることが特徴です。そのため、出来上がった製品はまろやかな風味と甘みを呈し、飲んでもおいしいみりんに仕上がっています。また、異物混入や微生物汚染等の問題が生じないよう「食の安全」に対応し、妥協を許さない製造を心がけているため、仕込時には蔵人以外の入蔵を断っています。

更に、小笠原さんのこだわりは、これだけでは終わりません。今日は話が長くなってしまったので、この続きは次回にお話ししたいと思います。 

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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