店主の独り言

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2016.10.17
『創り手にとって大切な事とは・・・！』

店主の独り言

雑感

皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

昨日は、久しぶりに予定の無い休日でしたので、友人の結婚祝いのプレゼントを探しに、水戸のお隣のひたちなか市にある『ギャラリー空』さんまで出かけてきました。こちらのギャラリーでは、オーナー自らのお眼鏡にかなった地元茨城の作家さんたちの作品に触れながら、作品にまつわる様々な話を伺うことができるので、お気に入りの一点をじっくりと選ぶことができます。

素敵な焼き物や綺麗なグラスなどを求めてお邪魔するのですが、それ以上にオーナーとの会話がとても楽しくて、ついつい長居をしてしまい、話に夢中になって何も買わずに帰ってしまったこともあります(笑)今回も、贈り物の相談に伺ったのですが、いつの間にか作家さんたちの話題になり、その中でとても印象に残った言葉がありました。

創り手にとって最も大切なことは『センスと誠実な心』だそうです。それは、新人の作家であっても、ベテランの作家であっても同じで、常に自分自身に厳しく、作品作りに妥協することなく、まじめにコツコツ日々の作業をこなせるのかが、一流の創り手には欠かすことのできない大切なことだとおっしゃっていました。

その話を伺いながら、生み出すものに違いはあれど、お酒を造る杜氏さんたちの事を想いうかべました。酒造りも一つ一つの積み重ねで、最後に素晴らしいものが出来上がります。どんなに経験を積んだベテランの杜氏さんでも、その年、その年が初めての挑戦のような気持ちで、酒造りに望んでいると言う事を聞いたことがあります。

また、酒造りにもセンスが大切で、長年修業をしたからと言ってよい酒ができるというものではありません。そこには『持って生まれた造り手の資質と、日々の誠実な努力』その両が折り重なって、素晴らしいお酒という作品が生み出されるのだと思っています。ギャラリーのオーナーさんが、ある有名なガラス作家さんの言葉を教えて下さいました。『大切なのは、(修行に)かけた時間の長さではなく、その内容なんだ！』と。すべてがそこに集約していると思いました。

今回の贈り物は，新しい生活の中で日常使いにできる様なものをとオーナーにご相談したところ、黄色く光り輝く素敵なクリスタルのタンブラーをご紹介して頂きました。あまりにも素敵だったので、我が家にも同じものを一つと、一目惚れしたオレンジ色のクリスタルグラスを衝動買いしてしまいました！創り手と造り手の想いを感じながら晩酌を楽しみたいと思います。