店主の独り言

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2016.10.19
『出来たてホヤホヤのもぐら!』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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11月1日の『本格焼酎の日』を前にして、芋焼酎の本場、鹿児島県から今年収穫したサツマイモで造った芋焼酎の新酒が届きました。数ある新焼酎の中でも、当店で圧倒的な人気を誇っているのが『できたてほやほやもぐら』です。そこで、今日は芋焼酎の新酒についてお話ししたいと思います。

お酒の新酒と聞いて、まず思い浮かぶのが『搾りたての日本酒』や『ワインのボージョレ・ヌーボー』で、芋焼酎の新酒というものには馴染みがない方も多いと思います。それは、焼酎の製法上の問題が大きく関係していて、実際、芋焼酎の新酒を発売している蔵も限られています。新焼酎を出来たての初物ととるか、未完成の未熟者ととるかによって、造り手の考え方が大きく違ってきます。

出来たて(蒸留したて)の焼酎は、ガスや脂分などを多く含み、それらは果実のような甘みや香り、弾ける様な清涼感を感じさせてくれます。しかし、それらは時間の経過と共に、お酒の香りや味わいを良くないものへと変えてしまいます。それゆえ、一般的に造り手たちは時間をかけてそれらお酒の酒質に影響を与える物質をゆっくりと取り除いて行くのです。

この『できたてほやほやもぐら』は、簡単な濾過のみでビン詰めされた究極の新焼酎と言えるでしょう!瓶の裏書にもこのように書いてあります。『つくりたてのもぐら・発展途上である。青二才である。未熟者である。しかし、フレッシュである。ミネラル分・酵母感たっぷりである。そして、未来の可能性・希望を感じさせる何かがある。このもぐら、しっかり熟成させた時、どんな世界を見せてくれるのであろうか、今から楽しみである。』

この新酒は、瓶ごと冷蔵庫で冷やして、オンザロックで飲むことをお勧めします。冷やすことで甘味と香りが際立ち、カボスやライムなどの柑橘系の果実を加えることで、より一層爽やかな香りと味わいを楽しむことができます。ここで、ひとつ、ご注意を申し上げさせて頂きますが、このもぐらの新酒は、冷蔵庫に長く保存しておくと、お酒の中の油分が凝固して白く濁ることがあります。これも新酒ならではの特徴で、温まると溶けて、また透明に戻り、味や酒質には問題はありませんので、ご安心ください。

この秋は、熟成をした未来のもぐらの味を想像しながら、新酒のもぐらを飲んでみてはいかがでしょうか?

できたてほやほやもぐら2016 720㎜ 1400円(税別)

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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