店主の独り言

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2016.10.25
『茨城の焼酎ってありますか?』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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私の店では全国各地の蔵元さんとお付き合いさせて頂いており、日本酒や焼酎、ワインにウイスキー、等々、様々な種類のお酒を取り扱っています。中でも、地元『茨城県』のお酒を探しに来る方が多く、その大半は日本酒なんですが、時々『茨城の焼酎ありますか?』というお問い合わせを頂くことがあります。

皆さんは、全国津々浦々、その土地ならではのお酒のイメージというものを持っていると思います。『日本酒』なら東北地方かな~、とか、九州は『焼酎』だよね!と言った具合です。また、一口に九州と言っても地域によって『お酒』の持つ意味が変わってきます。鹿児島や宮崎で『お酒 』と言ったら『芋焼酎』を意味するように、先日行ってきた長崎県の壱岐の島では『麦焼酎・壱岐焼酎』の事を指しています。

あっ、でも、壱岐でも『お酒下さい』と飲食店で頼んだら、出てくるのは日本酒なんだそうです。焼酎の場合は、焼酎下さいと言うと、『20度ですか?25度ですか?お湯ですか?水ですか?』って聞かれるんだそうです。先日、壱岐の島にお邪魔した時に、蔵の方からお聞きしました。余談ですか・・・。

では、茨城における『お酒』とは何かと言いますと、『日本酒』なんです!茨城県は、昔から『東の灘』と言われた日本酒の銘醸地で、今なお沢山の造り酒屋があります。そういう訳で、茨城の焼酎を下さいと言われたら『米焼酎』をお勧めします。もちろん、茨城でも芋、蕎麦、栗焼酎なども造っていますが・・・・。日本酒に似た香りと、柔らかな旨味が、焼酎ファンのみならず、日本酒好きの方にも好まれるようになってきました。

中でも、時に人気の高い二銘柄をご紹介したいと思います。一つ目は茨城県を代表する日本酒『渡舟』の蔵元が造る『渡舟・吟垂れ純米焼酎』です。渡舟の特徴でもあるリンゴの蜜の様な甘く酸味の利いた香りが特徴です。瓶ごと冷蔵庫で冷やして、オンザロックで飲むのが最も美味しく楽しめます。また、この焼酎の原酒を大きな甕壺にて一年間貯蔵熟成させた『甕囲い原酒』(年に一度の限定販売)は、甘さとコクが凝縮した逸品です。

続いてご紹介するのは、茨城県外にはお酒を一切出荷していない県北十王町の椎名酒造さんが造る『熟成米焼酎・ふくしん』です。蔵元の貯蔵庫にて5年間熟成されたこの酒は、濃密な旨味と余韻の長い上品な後口を楽しむことができる逸品です。日本酒造りが一段落したころにほんの少しだけ造られるので、地元の人でも知らない方が多いんです(笑)これからの季節は、お湯割りで飲むのがお勧めです。

茨城の米焼酎は、穏やかな香りと柔らかな飲み口が特徴なので、日本酒好きの方にもお勧めしやすく、オンザロックや水割り、お湯割り、ソーダ割りなど、様々な飲み方を楽しむことができます。また焼酎は常温で取り扱うことができるので、暑い夏場の贈答品としても大活躍してくれています。日本酒同様、茨城の米焼酎にも目を向けてきてください。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

『渡舟・吟垂れ純米焼酎』720ml 1,314円(税別)
『熟成米焼酎・ふくしん』720ml 1,200円(税別)
『渡舟・甕囲い原酒』1.8L 3,320円(年一回発売の数量限定品)

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