店主の独り言

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2016.11.01
『ブレンダーの精神が宿るウヰスキー,ブラックニッカ・ブレンダーズ・スピリットが登場！』

店主の独り言

お酒の学校・ウイスキー編

皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

本日、11月1日は『本格焼酎＆泡盛の日』ですが、敢えてウヰスキーの話をさせて頂きたいと思います。その、どうしてもご紹介したいウヰスキーというのが、本日発売の『ブラックニッカ・ブレンダーズ・スピリット』です。国産ウヰスキーの父とも言われる竹鶴政孝翁が『日本の洋酒界を代表するブランドに・・・』との思いを込めて、1956年に発売した『ブラックニッカ』６０周年の記念モデルです。

ひげのウイスキーとして愛されてきたブラックニッカ、ラベルに描かれている髭のおじさんも還暦を迎えました。ニッカウヰスキーの歴代ブレンダー達が受け継いできた美味しさへのこだわりとブランドにかける情熱の粋が集結して出来上がった珠玉の逸品です！数あるアニバーサリーモデルとは一線を画した今回の商品は、ボトルデザインはもとより、その中身に価値が詰まっていると言っても過言ではありません。

ニッカウヰスキーの誇りとファンへの感謝の気持ちを込めて生み出された今回のお酒は、本来の形状はそのままに、気品と上品さを醸し出すロイヤル・ブルーのフロストボトルを使い、ラベルには発売当初に使われていた『ニッカの紋章』が光の加減で浮かび上がってきます。その姿からは、これが只者ではない事を伺い知ることができるでしょう！

肝心の中身は、ニッカの歴史を見てきた様々な貯蔵原酒を惜しみなくつぎ込み、特にグレーンウヰスキーにはニッカの伝統ともいえる25年以上のカフェグレーンを使っています。また、ウヰスキーの味わいの要となる『キーモルト』には、ヘビーピートの余市原酒を使い、新樽熟成の甘い香りを持つ余市原酒と、華やかな香りを放つシェリー樽熟成の宮城峡原酒をバランス良くブレンドし、そこに、ブラックニッカの魂ともいえる1956年蒸留の原酒を加えました。

グラスに注いだ琥珀色の液体からは、ビターチョコのような甘くほろ苦い香りと燻煙の香ばしい香りが立ち上ってきます。一口口に含むと、力強いコクと芳醇で豊かな甘みが口の中いっぱいに広がります。ウヰスキーを初めて口にする方にもお勧めできる味わいだと思います。

60年前の味わいをさらに進化させた今回のウヰスキーは、現代に居ながらにして『竹鶴政孝翁』の想いを感じることのできる素晴らしい逸品に間違いないでしょう！

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

ブラックニッカ・ブレンダーズ・スピリット43度 700ml 2,500円(税別)