店主の独り言

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2016.12.06
『花酵母の新作！ホワイト登場！』

店主の独り言

晩酌日記

皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

全国の蔵元様から、今年出来たての搾りたて新酒が続々と入荷する中、花酵母の名手と言われる、九州は佐賀県の天吹酒造さんから新たなる定番商品が登場しました！様々な花酵母を開発しては、季節限定のお酒を世に送り出してきた蔵元が、蔵の顔ともなる定番酒として久しぶりに造り上げました。

その名も『天吹・純米大吟醸・ホワイト』！冬のこの時期にピッタリのネーミングからして、季節限定酒かと思いきや、今後の主力商品となるそうです。使用した酒米は、県産『ヒノヒカリ』、今までに何度も造りを重ねてきたお米で、以前には『大吟醸・夏色』にも使われていました。それを、50％まで磨き、『オシロイバナ酵母』を使って醸しました。

天吹さんといったら、華やかな香りが真っ先に思い浮かびます。最近では、リンゴやバナナの花酵母を使った甘くジューシーな味わいのお酒が多く、今回の『ホワイト』も、日本酒度-4、酸度1.5、アルコール度数16.5度、と言った数値だけを見ていると、弾ける香りと甘くジューシーなお酒だろうと想像しました。

ところが、実際に飲んでみると、まったく違った印象に変わりました！テイスティングには香りと味わいの両面からお酒を楽しもうと思い、口の広いブランデーグラスを使用しました。グラスから立ち上る香りは、柔らかで、穏やかな、熟した果物を思わせます。一口流し込むと、滑らかな舌触りの中から、ほのかな甘みと、上品な酸味を感じます。

華やかというよりも、むしろ『清楚』と言った言葉が良く似合うお酒ではないでしょうか！後口の甘みや酸味にも、嫌みがなく、始めは軽やかな印象を受けますが、時間の経過と共に増していくコクと旨味に、ついついグラスに手が伸びてしまいます(笑)どんな料理が合うのか試してみたくて、今回は『豚の生姜焼き』に『エシャロット＆味噌』そして、『ラザニア』を用意しました。

華やかな香りを持ち、甘味と酸味を前面に出したお酒は、お酒単体で楽しむ上ではいいが、時間をかけてゆっくりと食事を楽しむには不向きだと思っている方は、是非、この酒を味わっていただきたいと思います。お酒だけでも十分美味しいのですが、食事をしながら飲むお酒としても、申し分ないと思います。『アマブキ・ホワイト』是非、頭の片隅に覚えて追いおてください・・・。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

『天吹・純米大吟醸・ホワイト』720ml 1,400円　1.8L　2,800円(税別)