皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

早いもので、年が明けてもう5日が経ってしまい、年を追うごとに一日の過ぎるのが早く感じます！今週末には、全国各地で成人式が開催され、華やかな式典が執り行われることでしょう。新成人の方々には是非、郷土の蔵元が造った今年の搾りたて日本酒の爽やかな味わいを楽しんでいただきたいと思います。

蔵元様では、今シーズンの酒造りもいよいよ第2ステージに突入し、酒造りも佳境を迎えます。私の店でも、12月のシーズン開始と同時に、各蔵元様から今年最初の搾りたて新酒が沢山入荷してきて、店内の冷蔵庫が一面新酒に彩られていましたが、年を越す頃には売り切れてしまった商品も出てきて、棚のところどころに空白が目立つようになってきています。

この状態を寂しいと思うか？次への準備？と思うかは気の持ちようですが、いかんせん、冷蔵庫の中に空きスペースがあるのは落ち着きません。が・・・そんな心配も、来週になれば何処かへ吹き飛んでしまいことになると思います。昨年のうちに注文していた商品が、搾り上がると同時にドンドン入荷してきます！

お酒の世界では、昔から『寒造り』と言われるように、寒さが一段と厳しくなるこれからの時期が、酒造りにとっては最高の季節を迎えます。身体の芯から底冷えするとはまさにこのことで、水仕事の多い蔵元で働く人間にとっては辛い季節ですが、美味しいお酒を造る上では、この寒さが無くてはならいんです！

また、今年度の酒造りに入って2か月くらい過ぎたちょうどこれからは、今年の気候にも慣れ、お米の状態も把握できて来るので、理想とする味わいに向かってベストの酒造りができるようになってきます。それでも、毎年変わる気象条件やお米の状態を見極めながら、今までの経験と勘を働かせて最良の物へと仕上げていく技術には感服してしまいます。

昨年に入荷してきた時には、まだ堅かった味わいのお酒も、ここにきて徐々に花開いてきています。正に、これからが日本酒ファンにとっては、飲むものが多過ぎて目移りしてしまう悩ましい時期でもあるんですね～。また、お酒同様に酒粕も段々とレベルアップしてきますので、そちらからも目が離せませんね・・・。次回は、出来たての『酒粕』についてお話ししたいと思います。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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